妖獣戦記A.D.2048〜真・説・序・章〜
D.O. | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:6800円(税別) ダウンロード版:2000円(税込) | 1Play1日以上 | 属性:触手、戦術級SLG |
難易度:7 | 2006/2/24発売 | オススメ:☆☆☆ |
妖獣VSバイオソルジャーの戦いが始まる!
第三次世界大戦が終結し、ようやく平和が訪れたかに見えた人間社会に新たな脅威が出現した。大戦中に使用された核の影響で、生物兵器が突然変異を起こし「妖獣」が誕生したのだ…。人間の身体を媒体に繁殖する妖獣は、次々と女性を襲い始める。人類は妖獣に対抗すべく、人工生命体バイオソルジャーを投入した。見かけは人間の女性だが、対妖獣の戦闘知識をプログラムされた兵士で、人類最後の切札ともいえる存在なのだ。プレイヤーは特殊警察『A.S.S.P.』の戦闘指揮官となり、バイオソルジャーを率いて妖獣と戦うことになるぞ!
このゲームは1997年に発売された『妖獣戦記』をリニューアルした作品。原画の変更、操作性の向上など変更されてる部分はあるものの、基本的な構成は初代を継承している。ゲームは戦術級のSLGで、フィールドに点在する妖獣を駆逐していくスタイルだ。味方キャラが射程内にいると障害物となり、後続の友軍が攻撃出来ないリアルな設定なため、ユニットの動かし方がキモとなる。マップも隘路が多く、混戦・乱戦に陥りやすいので、どちらかといえば上級者向けのゲームバランスかな?
©D.O.
とくにゲームの難易度を引き上げているのが「命中率」の低さだ。2〜3回連続で外すことも多々あり、一匹の妖獣を倒すのに数ターンかかることも珍しくはない。美しい陣形で包囲しても、敵を屠れないうちに後続の敵がなだれ込んできて、思わぬ乱戦に引きずりこまれてしまうのだ。じつはこの乱戦から戦局を立て直すのが、このゲームの魅力だったりもする。苦戦の中にある悦びというか、手に汗握る戦況が楽しいんだよね〜。でも、苦戦が楽しいと思えるドMなSLGマニアの絶対数は少ないと思う。普通にHシーンを楽しみにプレイしてる人は、おそらくこの戦闘バランスでは絶叫モードになっているだろう。キャラの「外しました!」って報告が連続すると、苦戦好きな拙者でもマウスを握る手が怒りに震えてしまうことがあったし(笑)。個人的には、命中率を高めた初心者モードを用意しても良かったと思う。
あと、もうひとつ改善して欲しかったのは、Hシーンの描写だ。マップに点在するボス妖獣を攻撃すると、触手に犯されてる女性CGが表示されるのだがHの描写が淡泊するぎる。「ああっ…やめてぇ」みたいな短めの会話が2〜3L程度で終了してしまうので、おかずゲーとして使うには厳しいと思う。約10年前ならこれで満足できたかもしれないけど、フルボイスが当たり前の昨今、2〜3回のクリックで終わるHは物足りなさを感じてしまうね。女性隊員とのHシーンが淡泊なのもマイナスポイント。リニューアル作品は、古いゲームの良い場所は継承しつつも、現代のユーザーのニーズにあわせた改良も施さないと万人受けしないと思う。個人的には昔懐かしの触手ゲーが出来た嬉しさと、フルプライスより安くしてくれた価格を評価し☆3個だが、今時のゲームしか遊んだことがない新規ユーザーには、少し取っつきにくい部分もあり☆2個といった感じかな?
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(by イ・ヤン提督)