転娘!?〜とにかくよく転ぶドジっ娘たち〜

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5人のドジっ娘とのコミカルな恋愛

ごく普通の大学生の主人公。1つだけ普通じゃないのが、主人公の周りにはドジっ娘ばかりということ。大学のクラスメイトもメイドさんもお姉さんもお嬢様もみんなドジっ娘。道を歩けばなにもないところで転び、主人公を巻き込んでは破壊の限りを尽くす…。そんなドジっ娘たちと主人公の恋の行方は？

ヒロイン全員がツンデレだったりと、登場するヒロイン全員が同じ属性を持つゲームが出てきているけど、このゲームもそんな作品の1つ。このゲームでピックアップされた属性はドジっ娘。というわけで、ツンデレに続くドジっ娘ムーブメントを起こせるか？　ということでプレイしてみたけど、結果からいえばちょっと期待はずれかな。ドジっ娘といっても、基本的にやることは電柱にぶつかるとか、道端で転ぶとかだけでドジのバリエーションに乏しい。それだけでエンディングまで引っ張るのはかなり厳しいかと。それをカバーするためにマップの中をキャラが移動する「おいでおいでモード」や、キャラのドジをある程度コントロールできる「運転モード」が採用されたんだろうけど、ハッキリいってこれはゲームのテンポを悪くしているだけのような…。まあ、ストレスが溜まるというほどでもないんだけどね。ストーリー的な部分で「ドジっ娘」という属性を活かすことができたらもっと高評価になったんだけどねぇ。

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ドジっ娘という部分を気にせずに、コミカルでライトな恋愛AVGとして見ればまずまずの内容。登場するヒロインがやたらとポジティブなキャラが多いこともあって、ゲームの雰囲気はとても明るくて気軽にプレイできる。ドジっ娘の表現としては「？」と思わざるを得ない「運転モード」もponkoという単位や被害金額でドジのレベルを表したりして、なかなかコミカルなノリ。イチゴ農園で1反に使用する肥料代が250000円だったなんて初めて知ったし（笑）。そして、エンディングも明るいものばかり。バッドエンドもあるにはあるけど、どちらかといえばノーマルエンドに近いものでそれほどバッドという感じではないので、この点でも明るい雰囲気のゲームが好きという人には向いているだろう。

Ｈシーンに関してはメインヒロインの藍原転は5つ、それ以外の新里奈菜子、大和ころみ、岬蓮香、三毛小路弥依の4人は3つとなかなか充実している。内容も2回戦があったりするので、実用性は十分だろう。さらに、バッドエンドでは3Pイベントを見れたりするもの嬉しい。Ｈシーンで面白かったのが、「私、Ｈじゃないモン！システム」。これはＨシーンの中の特定部分にさしかかると、メッセージウインドウ脇のアイコンが回転し始め、このアイコンをクリックするとキャラの本音を聞くことができるというもの。ゲームは主人公視点で進んでいくので、ヒロインの本音を聞くことができるというのは面白いね。個人的には奈菜子の初Ｈの時のものがかなりヒット。いっそ、ゲームクリア後にヒロイン視点で物語を振り返ることができるモードとかがあったらもっと面白かったかも。Ｈシーンで気になったのがアニメーション。アニメーションが入るのはいいんだけど、これがアニメーションGIFを拡大表示しているようなクオリティ。設定でアニメーションを表示しないようにもできるので、実害はないけどあまりありがたくもなかった。CGのクオリティは高いのだから、1枚絵のCGで勝負した方が良かったんじゃないかなぁ…。全体として見ると、ノリのいいエロコメという感じのゲームだ。自分的にはドジっ娘という属性特化型のゲームとして期待していたので、ちょっと厳しめの評価になってしまったけど、明るくノリのいいＨが好きという人なら☆1つ追加してもいいかも。

（by Suno）