抜け忍〜捕獲・そして調教へ〜
Waffle | Windows98/Me/2000/XP | 解像度800x600 |
8800円+税 | 1Play7時間 | 属性:調教、女忍 |
難易度:8 | Keyディスク不要 | オススメ:☆☆☆☆ |
抜け忍となった女忍者を捕らえ調教すべし
刻は群雄割拠の戦国時代。人里離れた霞谷に拠点を置く忍者集団・朧衆は、頭領幻十郎を中心に活動していた。ある日、主人公の鷹目は、忍の里から逃亡した三姉妹、睡蓮・楓・雛菊を捕らえるよう幻十郎に命ぜられる。抜け忍は問答無用で処刑されるのが掟だが、今回は姉妹を捕らえ再調教するよう例外的な指令が下されたのだった。三姉妹の逃亡事件の背後に何やら陰謀の匂いが…。忍びの里にうごめく陰謀を鷹目は暴けるのだろうか?
ゲームは捕らえた三姉妹を調教していく育成SLG。物語の展開に応じ、次女→三女→長女と順に監禁&調教していくので、三人が揃うのはゲーム中盤ぐらい。キャラによって割ける時間が異なるので、お気に入りのキャラに時間を割けなかった人は若干不満に感じるかもしれないね。個人的には長女がお気に入りなので、一番最初に捕らえてネチネチ責めたかったなぁ。もし可能なら、AVG部分で分岐を細かく設定し、捕らえる順序をプレイヤーに委ねてくれても良かったかも。でも、AVG部分での自由度と引き替えに、ノベルのようにシッカリした構成の物語を楽しめるので、時間差監禁は成功してると言えるっしょ。
©Waffle
ゲームで評価したいのは重厚なストーリー。育成SLGは数値管理などの単調作業に陥りやすいが、このゲームではストーリーイベントを調教前後に適時投入し、プレイヤーを飽きさせない工夫をしてる印象を受ける。ゲームプレイ前は、AVG的な要素が2、育成SLG部分が8ぐらいの比率かと予想していた。しかし、実際にプレイしてみると、SLGに負けないぐらいAVG部分に存在感がある。個人的には濃密なプレイを楽しめ満足度は高かったッス。まぁ育成SLGの性質上、繰り返しプレイが多くなるのは避けられない。すると、ボリュームあるテキストが少し邪魔に感じられ、もっと数値の増減だけに集中させて欲しいって気にもなってくる。まぁ、こればっかりは一長一短なので仕方ない部分だよね。
あと、ちょっと残念に思った部分は、テキストだけのバッドエンド。1プレイに対して割く時間が多めなので、テキストだけの結末にたどり着くとショックが大きい! 何かご褒美CGを1枚表示して、このプレイは無駄じゃなかったと思わせて欲しいな。育成ゲームってわりと根気を必要とするので、新規CG登録が減り出すプレイあたりから心が折れそうになる。プレイヤーのモチベーションを維持するため、育成SLGではテキストだけの結末を極力減らして欲しいな。そこを除けば個人的にはかなりお気に入りのゲーム。時代モノって少ないし、陰影ある絵柄も独特で味わい深かった。Hシーンは鬼畜ではあるけど「任務のために非情になるしか…」という、悩みを感じながら調教するスタンス。どちらかといえば純愛的な味付けの方が濃いめなので、調教モノが苦手な人でも遊べると思う。欲を言わせてもらうと、拙者の大好きな触手責めや鬼畜調教をもっと増量して欲しかったなぁ。拙者は忍以上に非情なので、モア鬼畜、モア外道でお願いしたい!
(by イ・ヤン提督)