鳳凰戦姫舞夢
LiLiM | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:3990円(税込) | 1Play6時間 | 属性:変身ヒロイン、寝取られ、学園ラブコメ |
難易度:6 | 2006/1/20発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
異世界からやってきた舞夢と共に悪を討て!
平家清盛の反乱で国を奪われた平安界のお姫様・神鳳舞夢は、「地球の川田健太という男子が平安界を救うカギを握っている」という予言を信じ、次元を越え地球へとやってきた。そんな舞夢と運命的な出会いを遂げた健太は、舞夢との共闘を承諾し戦いに身を投じていくことになる。舞夢たちを斃すべく、次々と追っ手を差し向ける清盛。健太と舞夢は戦いに勝利し、清盛の野望を打ち砕くことができるだろうか?
このゲームは、舞夢が変身し敵と戦っていく展開のAVG。いわゆる変身ヒロインものだ。舞夢が変身すると主人公が吸収され、舞夢の鎧の一部となって戦っていくことになる。変身ヒロインAVGは戦闘の演出がキモとなるが、このゲームは若干戦闘が淡泊な設定になってるかな? 戦闘が始まると「上段攻撃」と「下段攻撃」の二択となり、正解を選べば敵にダメージを、不正解を選ぶと自分がダメージを負うシステムだ。敵に5回ダメージを与えると勝利、5回攻撃を受けると負けというシステムゆえ、敵の強さに変化がなくスリリングな戦闘は楽しめないかも。例えば、最初の敵は3回ダメージを与えれば勝利、次の敵は5回、8回、ラスボスは10回といった具合に、打たれ強さに変化を与えても良かったかもしれない。等しく5回の撃ち合いだと、ザコとボスが同格扱いになってしまうからね。
©LiLiM
しかし、戦闘システムに若干の不満を感じるのは1回目のプレイのときのみ。2回目以降の繰り返しプレイでは、質素で良かったと思えるようになる。じつは戦闘結果で敵の侵略率という数値が変化し、戦闘結果に応じてエンディングが分岐するのだ。戦闘が複雑で長期化するシステムだったり、戦闘結果を意のままにコントロールできない場合、ハマってしまう危険が大! 繰り返しプレイを前提とするなら、5回殴り合うシステムはむしろ歓迎できる。殴り合ってる最中にセーブも可能なので、ノーダメージもギリギリ勝ちも思うがままだ。個人的にはもう少し戦闘を楽しみたかった気もするけど、戦闘はあくまでもオードブル。戦闘が簡素でもHがしっかりしていればOKかな?
その肝心なHは、納得・満足がいくものだと思うよ。戦闘に勝利するれば自宅で舞夢とラブラブ純愛Hを楽しめるし、敗北したら舞夢の陵辱Hも堪能できる。変身ヒロインものならではの、一粒で二度美味しい設定だ。戦闘で敗北した場合は、舞夢が陵辱されてゲームオーバー。陵辱に耐えながら次の戦いに進むスタイルじゃないので、ヒロインの苦悩を描写するような部分は弱い。ヒロインがネチネチ犯され続ける展開が好きな人は、ちょっと物足りなさを感じるかな? あと、舞夢が犯されると、すぐに快楽に屈服し敵を受け入れちゃうのも評価が分かれるかも。寝取られHが好きな人はテンションあがるが、そうでない人は少し舞夢に失望しちゃうかもしれないね。寝取られOKな自分は満足度は高めで☆4個の評価。全体的にコミカルなノリを重視してる作風で、敵のデザインは変態チックなお笑い路線。学園でのコミカルな会話も楽しめるので、ほのぼのした雰囲気や日常描写も重視する人にオススメしたい。
(by イ・ヤン提督)