聖淫の迷宮
MARRYBELL | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:3000円(税別) ダウンロード版:2625円(税込) | 1Play2時間 | 属性:ファンタジー |
難易度:4 | 2005/12/9発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
3人の冒険者を生贄にして求めるものは!?
リゼイン・ルーヴァは、若くして成功した元冒険者。現在は冒険者を引退し、王立の冒険者育成学校の講師となっていた。リゼインが講師となった目的は、冒険者時代に発見した剣に封印された暗黒神に生贄を捧げ、ある野望を遂げることだった。卒業を間近に控えた3人の冒険者候補生を連れて実習に出掛けたリゼインは、3人を性欲の罠に誘い込んでいく…。
ゲームはオーソドックスなコマンド選択型AVG。教え子である3人の冒険者候補生の誰とHをするかを選ぶことで、ゲームは進んでいく。3人のヒロインはいずれも処女で、Hに対しては初心者そのもの。そんなヒロインを、しだいに淫らに調教していくのがこのゲームの醍醐味。ヒロインが主人公を恩師として、冒険者として尊敬し、全幅の信頼を置いているというのもポイント。そんな信頼を裏切って、純情なヒロインを凌辱するのがインモラルな感じでグッド。最終的にはこの3人を生贄にするわけだけど、殺してしまうわけではなく、ヒロインの淫らな姿を暗黒神に見せるだけなので、それほど殺伐とした雰囲気ではない。主人公も根暗というわけではなくて、強い信念に基づいて行動しているという感じなので、プレイしていて感情移入もしやすいんじゃないかな。Hシーンでは、舞台がファンタジー世界ということもあって、触手でのHもアリ。触手好きなら要チェック。
©MARRYBELL
さて、このゲームはパッケージ版で3000円、ダウンロード版で2500円という低価格ソフト。当然のことながらフルプライスのものに比べてプレイ時間は短いし、CG枚数も差分抜きで21枚と少な目になっている。低価格で販売するためにはコストを抑えなければならず、これは致し方のないところだろう。実際に低価格ソフトの多くは、ほとんど分岐のない紙芝居ソフト、ストーリーもあってなきがごとしとなっているのが現状。ところが、このゲームはプレイ時間が短いながらもきちんと伏線を張り、エンディングに向けてストーリーを盛り上げている。短いプレイ時間の中でしっかりとしたストーリーを構成している作品はとても貴重だろう。選択肢の組み合わせでシナリオが分岐するシステムもしっかりしたものだ。CGに関しても数が少ないのは仕方がないとして、ポイントになる部分ではカットインを挿入するなどして、CGの少なさを感じさせない作りになっている。低価格ソフトはコストなどの面で制約が厳しいはず。その制約の中で妥協せずにゲームを作り込んでくるMARRYBELLの姿勢はとても好感が持てる。あえて文句を言わせてもらうなら、カットインCGがCGモードに登録されないという点かな。
この作品はダウンロード版で先行販売されていたものだけど、ダウンロード販売というとネット上でクレジットカード番号を入力する必要があったりと、購入に抵抗感がある人も多いと思う。この作品のようにパッケージ版が販売されれば気軽に購入しやすいと思うので、ファンタジー世界でダークな雰囲気が好きなら是非プレイしてもらいたい作品だ。ダウンロード販売でもセキュリティ的にはまったく問題ないし、OSを再インストールした場合も問題ないようになっているので、安心して購入できる。値段も安いので、クレジットカードが利用できるならダウンロード販売の方がオススメだけどね。
(by Suno)