らぶデス
TEATIME(sideB) | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8800円+税 | 1Play6時間 | 属性:アニメ系3DAVG、ラブコメ、キャラ萌え、泣き |
難易度:5 | Keyディスク必要 | オススメ:☆☆☆☆ |
ラブコメが魅力!
©TEATIME(sideB)
©TEATIME(sideB)
イリュージョンの姉妹ブランド・TEATIMEが制作したラブコメタッチのAVGです。イリュージョンが美女系、リアル頭身系なのに対し、TEATIME作品は二次元寄りというか、萌えキャラをそのまま3Dで再現することに定評のあるメーカーですね。キャラクターデザインを担当されているのは、過去のTEATIME作品(『めいでん・ブリーダー』『セイクリッド・プルーム』など)を手がけられているMA@YAさん。氏の描かれるかわいい女のコが、ぐりぐりと動いちゃうわけですよ。
温泉旅館を改築した家に、幼なじみの女のコ・真帆と2人っきりで暮らしている主人公・裕樹。そんな彼らのもとに突然同居することになる従姉の姉妹・綾乃と千里。そして裕樹を“ひーくん"と呼ぶ不思議な少女・奈々美も現れて、ラブラブ&ドキドキな日々を過ごすことになります。ヤキモチ焼きで世話好きな幼なじみ、家庭的で甘えんぼうな妹分、知的で巨乳なお姉さん、ミステリアスで一途な不思議少女…といった、キャラ萌えAVGとしてのツボを押さえた設定が要所要所に盛り込んであり、モテモテ気分な学園生活を堪能できます。声優さんのチョイスもバツグンで、キャラのイメージにぴったりだと思いました。
キャラの魅力を引き出している要因のひとつとなっているのが、トゥーンレンダリングを使用した3Dバストアップを使用していること。通常のAVGだと、喜怒哀楽を別の立ちグラフィックと差し替えて表示するわけですが、本作ではポーズや表情がモーションで変化するわけです。この豊かな感情表現は見ていて楽しいですね。特に好きなのは、ちさちゃん(千里の愛称)の不思議なツインテール。何もしてないのにピクピク動いてるのが激ラブです!
攻略ヒロインは前述の4人+隠しキャラ的に同級生の委員長と先輩の文緒さんのHがあります。隠しの2人には、正直もう少しイベントがほしかったかなと思いました。ちなみに真帆・千里・奈々美には2回、綾乃にはHシーンが1回あります。Hシーンは女のコの体を撫でるようにドラッグするインタラクティブな方式です。また本番シーンは体位を切り替えられる場合もあり、そのシーンでは右上に表示されるスライドバーを右に動かすことで裕樹が腰を動かしたり女のコのフェラを激しくしたりできます。女のコには感度のゲージがあり、愛撫やスライドバーによるループ動作をONにすると少しずつゲージが上昇。ゲージが一定値を越えると“イッ"てしまい、脱力状態になります。脱力状態になったらしばらく何もしなければ再び行為が可能です。ちなみに、このシーンでは強制的に場面が転換することはなく“NEXT"ボタンでいつでも抜けられます。
本作の特徴のひとつが、液体を3Dで表現した射精描写。いわゆる“ぶっかけ"です。本番のHシーンには裕樹の射精ボタンがあり、いつでも好きなときに、何度でも射精できます! 連続して押すとスゴイです(笑)。Hシーンのフィニッシュでの射精でも、かける場所を選べるほどのこだわりよう。顔や胸だけでなく、意外なモノをターゲットにできたりします。真帆と奈々美のフィニッシュでは、ある意味今まで培ってきた感動を崩してしまうほどの破壊力があるので最初のプレイでは選ばないことをオススメしますが……。
Hシーンのシチュエーションも奇抜な発想が多く、「それはギャグでやってるのか?」……と、思わず笑ってしまうシーンもありました。中盤以降物語がシリアスになるので、そのギャップがすごかったのかも。この辺は少しおとなしめにしたほうが物語も美しく締まったかなと思いました。
ともあれ、ゲーム全体の雰囲気はよく、3Dの女のコがこんなにかわいく描けてるとは思いませんでした。泣き系でも、やっぱり最後はハッピーエンドじゃなくちゃね、という人にオススメです。
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