狂った教頭〜断罪の学園〜
蛇ノ道ハ蛇ソフト | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:3990円(税込) | 1Play4時間 | 属性:学園陵辱、お馬鹿ネタ |
難易度:8 | パッケージ版:2005/8/12 ダウンロード版:2008/9/26発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
もし校則を自由に定められるなら…
主人公が教頭を務めている名門篁清女学園は、近頃風紀が乱れ評判を落としていた。そんな現状を改善すべく、校則の遵守を徹底させようとする教頭だったが、校則を破る生徒は後を絶たなかった……。校則を破る生徒も問題だったが、やる気のない教師たちの指導力不足も風紀の乱れを助長させていたのだ。教師と校則の威厳を取り戻すため、ついに教頭は本格的な学園の建て直しを決意することに! 教頭は次々と新たな校則を作り出し、徹底した厳罰をもって違反者を処分していったのだ!! 徐々に改善されていく風紀に気を良くした教頭は、ついには人権を無視するようなセクハラ校則まで作りはじめてしまう。教頭がめざす学園改革は、どのような結末を迎えるのだろうか?
このゲームはプレイヤーが教頭になり校則を定め、学園の秩序を回復していくのが目的のAVG。しかし、セクハラまがいの校則を定めていくのだから、秩序を回復するのとは少し真逆な感じで、ドタバタコメディ的なノリを楽しめるね。お笑い要素が若干強めなので「ありふれた陵辱ゲーは飽きたな」って人にオススメしたいね。とくにバッドエンドに注目してほしい。無茶な改革を進めるとバッドエンドを迎えるのだが、その時の展開がすさまじい……。逆ギレした教頭が木刀でPTAたちを叩きのめしたり、学園に乗り込んできた機動隊に戦いを挑み壊滅させたりと、普通のバッドとは違う見事なキレっぷりが見どころだね! ダイナマイトを身体に巻き付けて自爆するヒロインって、ゲーム史始まって以来なんじゃないかな? 初めて見た(笑)。
©蛇ノ道ハ蛇ソフト
ゲーム展開的にちょっと意外だったのは、校則を定めるのが醍醐味のゲームのわりに、エンディングに行くまでに実行できる校則数が意外と少なかったことかな? 校則数は結構多いのだが、物語の展開上未実行の校則を多く残してエンディングを迎えてしまう感じだ。繰り返しプレイ時に未実行を処理していけばいいのだが、もう少し校則に重点を置いても良かったかな?って気もするね。攻略できるヒロイン数は、学生3人、女教師2人の計5人。女生徒はお仕置きの対象、女教師は協力者というスタンスで接することになる。それぞれのキャラにどう接すかで物語が分岐するので、何度も遊ばないとCGは埋まらないゲーム性の高いソフトだ。商品寿命を気にするユーザーも満足できるんじゃないかな?
ゲーム全体の評価としては、テキスト量も豊富だし設定もユニーク。バッドエンドも笑えるので個人的にはオススメだ。独特な世界観を楽しめるので、ちょっと毛色の違うゲームを遊びたいと思ってる人に是非!
(by イ・ヤン提督)