幻聖神姫LINEAGE-セイクリッドリネージュ-
Triangle | Windows Vista/7/8/8.1 | 1280x720 |
8800円(税別) | 1Play8時間 | 属性:ファンタジー、変身ヒロイン、過激、恥辱 |
難易度:7 | 2015/6/28発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
気高き魔法戦士が恥辱な敗北に堕ち果てる!!
© Triangle All Rights Reserved.
無限の魔力を生み出すとされる光の剣・アールヴに守れてきたアークスローネ王国。しかし、王の急逝によりその力が衰退、魔導組織ゲーティアによる侵略を受けてしまう。戦いはやがて膠着状態に陥いるが、そんな中でアールヴのティエルナ姫が人間界に亡命しているという情報が寄せられる。彼女を捕まえれば王国を攻め落とす駒として使えることに疑いようもない。組織は魔導師フォルネウスに姫の奪還を命じ、彼とその従者たちは人間界に降り立った。しかし、行動を開始した彼の行く手を謎の変身ヒロインが阻む。セイクリッドクレールと名乗る彼女の前にフォルネウスは敗北を喫してしまう。普通に戦いで追い詰めると彼女に聖なる力が発動し、手がつけられなくなってしまうのだ。力で駄目ならそれ以外の方法で……。方針を変えたフォルネウスはノワールの弱点を突いた「恥辱作戦」による攻略を実行に移すのだった。
変身ヒロインジャンルを十八番とするTriangle新たな変身ヒロインモノ。ブランドに対するそのイメージを世に広めたきっかけともいえるのが『魔法戦士スイートナイツ』から始まった魔法戦士シリーズだが、本作はそのシリーズを彷彿とさせるシステムが採用されている。昼は学園に潜入し情報を集め、夜は配下とともにセイクリッドクレールと戦い恥辱を与える。特に夜の戦いでは魔法戦士シリーズ同様の戦闘システムが取り入れられており、かつての人気シリーズを遊んでいた人に懐かしさを味あわせてくれることだろう。主人公フォルネウスと従者ラジエルの関係も、魔法戦士シリーズの主人公メッツァーと副官ココアのようで懐かしく感じられた。戦闘パートはちょっとした仕掛けではあるが、攻撃を与えることで変身ヒロインが脱衣していったり、服が透けていったりといった効果は単純に面白味がある。単純に選択肢で勝ち負けが決まり、敗北Hが続いていくパターンのAVGよりメリハリが出ることは間違いない。かつての魔法戦士シリーズの戦闘パートはなかなか恥辱ゲージがたまらなかったり、ヒロインが強かったりと少し手強いものだった印象があるのだが、今作のものは遊びやすく簡単に再構成されていた。もっさり感が抜けていたのでその点でも良い仕上がりだったと思える。
© Triangle All Rights Reserved.
戦闘結果、出撃前の準備状況により敗北Hもかなりのパターンに分岐していくのも本作の大きな見所。単純に勝ち進んでいった場合、恥辱攻めを十分に行った場合、昼パートで籠絡する場合など、攻略の進め方で物語は大きな違いを見せる。追い詰められたヒロインたちが復活し、二人で反撃に転じてくるなど簡単に攻め堕とせない点も面白い。様々なパターンを見るために繰り返し遊んでみたい気にさせる作品になっているのだ。分岐が多いために制覇はそれだけ大変だが、遊びごたえはなかなかのもの。2周目以降は戦闘パートをスキップし、勝利結果などをいじれるのでサクサク進めることもできるので、安心だ。
全体的には完成度の高い仕上がりに感じられたが、戦闘パートの準備にはもう一工夫あってもよかったかなと感じた。手下の魔物が泥人形のみというのは、かつての人気シリーズと比べるとちょっと見劣りしてしまう(様々な種類の魔物を召喚できたため)。敗北Hも連れていく魔物の種類で変化する、といった仕組みならもう少しわかりやすかったとも思う。ともあれ変身ヒロインモノとしては高い評価ができることは前述してきた通り。高貴な姫戦士が恥辱にまみれる姿を拝みたい人にはうってつけの1本といえるぞ。
(by RYO)