ウルスラグナ~征戦のデュエリスト~
アストロノーツ・シリウス | Windows Vista/7/8 | 1280x720 |
9800円(税別) | 1Play15時間 | 属性:カードバトル、ファンタジー、デュエリスト |
難易度:6 | 2015/4/24発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
ライバルたちを打ち破り、デュエルカイザーを目指せ!!
Copyright© 2014-2015 Astronauts Sirius All Right Reserved.
世界最大の総合ゲーム企業・リンクワールド社が手掛けるトレーディングカードゲーム 『ウルスラグナ』。発売以来、爆発的な人気で世界中に広がり、今やこのゲームを教材にする学園も設立されるほどだ。主人公・一条彰の父は高い実力を持ったデュエリストだったが、1年前裏の大会で罠にハメられ敗北、組織に身柄を拘束されてしまった。決勝で父を破った相手であるメトシェイラは、彰を自身が理事長を務める刻陵学園へと誘う。父の仇を討つべく、彰は学園の頂点であるデュエルカイザーを目指すことに。しかし、この学園、そしてウルスラグナには異世界と関わる隠された秘密があった……。
カードゲームを学び、その腕を磨くことを目的とした学園ドラマという設定がまずユニークに感じられた。更に学園から異世界へと入り、そこで実体化したカードとバトルをしたり、ヒロインカードたちとHを楽しんだりと、ファンタジー要素もうまく入り込んでいる。こういった設定を好む人は多いだろうし、カードゲームにハマッた経験のある人ならドストライクともいえる内容ではないだろうか。更に好印象だったのが、主人公のカッコよさ。強い野心を持ち、更に自身の欲望に素直に突き進んでいく姿が爽快そのもの。女好きで「デュエルに勝ったら抱かせろ」と、ヒロインたちを次々と手中に収めていくあたりはまさに王道ハーレムといえるだろう。主人公のクールな活躍が、本作のストーリーを盛り上げていることはいうまでない。カードゲームということで、ゲーム性に注目していたのだが、予想外にストーリーが面白く、引き込まれてしまった。また、主人公がエロ魔王なので、序盤からHシーンも多く、その方面での期待にもバッチリ応えている。純愛だが、濃厚エロなイベントが満載だ。終盤には敗北時の凌辱Hなども用意されていたので、ハードなバッドエンドを好む人にはお得だぞ。
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ゲームとしてはカードゲームということだったが、そのジャンルとして想像するよりはずっと遊びやすいものだった。ぶつかり合うガーディアンカードは自分で初期配置できるし、レベル上げで各カードの能力も大きく伸ばすことができる。昔のカードゲームではなく、最近よく見るソシャゲのRPGカードゲームに近い印象を受けた。リーダーやガーディアンの種類も豊富で、単純に遊べて育成も楽しめるものに仕上がっていたと思う。全体的には簡単な印象だが、終盤になるとカードゲームの難易度もグッと上がるのもひとつのポイント。特にラスボスの2連戦はかなり難しいので、戦略性の高いデュエルが存分に味わえることだろう。
ゲーム全体を通じて好印象を受けていたのだが、「あれ?」と思ってしまったのが最後の最後。続編を制作するのか、追加シナリオのDLがあるのか、いずれにしろ続きが気になるモヤモヤの中で終わってしまった。どのような形になるにしろ、早めに続きが遊べることを期待するばかり。
(by RYO)