天冥のコンキスタ
エウシュリー | Windows8.1/10 | 1280x720 |
7200円(税別) | 1Play15時間 | 属性:戦うヒロイン、天使、悪魔、ファンタジー、SRPG |
難易度:8 | 2020/5/29発売 | オススメ:☆☆☆☆☆ |
魔族の王を目指す主人公が天使軍を蹂躙していく本格S・RPG!!
長きに渡り光の勢力である天使軍と闇の勢力である魔族軍が、領土の支配権を絶えず奪い合ってきたラウルバーシュ大陸。戦況を有利に進めていたのは魔族軍だったが、魔王の崩御という噂が流れたことをきっかけに次第に形成は逆転していった。そんな状況の中、元は貴族睡魔だが、天使により人間の身体にされてしまった主人公・クラウスが新たな魔王となるべく動き出す。自分を慕う女睡魔・ヘルミィナとともに色香を巧みに操り、特殊な魔力を用いて他者を支配、勢力を拡大していくクラウス。やがて闇の勢力を率いて天使軍殲滅の軍行へ打って出るが…!?
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2020年のエウシュリーの新作はシンプルで王道的なシミュレーションRPG。自軍ユニットを率い、インターミッションを挟みながら1ステージごと攻略していく流れは、まさに昔ながらのS・RPGといったところだ。火力の高い攻撃役、味方を支える回復役、敵をひきつける盾役など、ユニットごとに特徴もはっきりしているので、役割分担をはっきりさせながら運用していく必要がある。ステージ総数は50程度にも及びぶが、1ステージの攻略にはそこまで時間はかからないため、わりとサクサク遊べる印象を受けた。とはいえ、戦闘難易度は高めで、中盤以降まで進むとかなり手強くなってくるので、そう簡単にゲームクリアとはいかない。救済処置として好きなタイミングでゲームを最初からやり直すことができるのだが、易しい普通の難易度でも、これを使わないとクリアできない人が多いのではないだろうか? かくいう筆者も初回クリアまでに2回も最初からやり直してしまった。ただ、周回プレイで味方を増やしたり、キャラをどんどん強化していく作業自体は面白い。プレイ中に貯まっていく儀式ポイントで自由にキャラの強化ができる点も便利だった。簡単にはクリアできないけれども、周回しながら何度も挑戦できる、したくなるような、やり込み中毒性の高い作品だといえるだろう。まさにエウシュリーらしいゲーム性が高いハマれる作品なのだ。
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ゲームストーリーは人間堕ちしたダーク主人公と天使軍との激しい戦いが描かれている。最初はパートナーのヘルミィナと二人だけで勢力を立ち上げ、そこから仲間の魔族や倒した天使を手駒にして勢力を拡大させていく成り上がり展開が見どころだろう。特に仲間を増やすためにクラウスとヘルミィナが睡魔の力を使っていくのがポイント。倒した天使を主人公が犯して堕として仲間にする、というエロゲーならではの美味しい展開が待っているのだ。気高く凛々しい高位天使たちが、抵抗むなしくクラウスに犯され、従順な配下へと生まれ変わっていく姿はえちえちサービス満点。一方で、オークや悪魔など一部の男性系の仲間の篭絡についてはヘルミィナがHを行うことになる。妖艶な女睡魔な彼女は確かにHな誘惑が得意そうだが、主人公の恋人的な存在のメインヒロインのヘルミィナが自ら身体を張るのには驚かされた。ちょっとした寝取られ、寝取らせ的な方向のエッチシーンだといえるし、NGな人もいるだろうが、NTR好きな筆者にとってはとっても美味しいサービスシーンだった。ゲーム性、ストーリー、エロと三拍子揃った完成度の高さで安心して楽しめる本作品。続編も期待できそうだったので、新たな展開もぜひ期待したいところだ。
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(by RYO)