イブニクル2
ALICESOFT | Windows7/8/10 | 1280x720 |
8800円(税別) | 1Play25時間 | 属性:ハーレム、戦うヒロイン |
難易度:6 | 2019/2/22発売 | オススメ:☆☆☆☆☆ |
病める美少女をセックス治療で救う王道ハーレムRPG
モンスターの脅威により人間の生活が脅かされている世界。モンスターに対抗できるのは剣や魔法の特殊なスキルを使って戦うことができる戦士のみ。だが、戦士だけが罹る“英雄病”という原因不明の病が蔓延してしまう。スキルを使うことで病気にかかり、それが決して治らず、結果的に命を落としてしまうのだ。それでも大切な者を守るため、一匹でも多くのモンスターを倒すため、命懸けでスキルを使い、散っていく戦士たち。そんな悲劇的な時代にひとつの希望が芽生えようとしていた。田舎に住む研修医の主人公・アレクが伝説の医師と同じ、どんな病気でも治すことができるという“メディカ”という特殊なスキルを発現させたのだ。ただし、メディカが使えるのは女のコのみ、さらには完全な治療には患者とのSEXが必要だ。美少女が大好きなアレクは、世界中の病める美女を救うべく、病救済の旅に出る!
アリスソフトが手掛ける昔懐かしい王道的なフィールドRPGの『イブニクル』シリーズの第二弾。世界観やライトなノリでハーレムHが展開されていく雰囲気などは前作そのままだが、ストーリー的には独立しているので前作を遊んでない人も問題なく楽しめる内容となっている。前作は美少女好きの主人公が“たくさんの嫁を作る”というふわふわとした目的で旅に出るものだったため、その辺りを気に入らなかった人もいたように思う。今作は“病気の美少女を救う”という立派な建前があるため、やってることは結局同じとはいえ、前作以上にすんなりとエロ展開を受け入れることができるだろう。エロ大好き主人公・アレクの変態紳士ぶりもあり、純愛ハーレムH系の作品としてはまさに王道的な魅力が味わえる作品といえるだろう。主人公しか使えない奇跡の治療魔法・メディカを使い、旅先で次々に美少女を救い、各地の領主たちのハートも射止め、最終的に世界も救ってしまう…そんな爽快感溢れる物語展開が待っているぞ。また基本的には純愛メインのHシーンだが、一部ではヒロインが襲われてしまうハードなものも用意されている。メインヒロインの中でも触手責めに遭ってしまう娘もいるので、純愛以外もイケる人にはその辺りもちょっぴり期待だ。
嫁ゲーでは当然のことだが、本作もどのヒロインも個性的で魅力あふれるところが最大の魅力だろう。爆乳ボディですべてを包み込む天然ゆるふわ戦士のユラギ。彼女の親友で辺境伯爵のボクっ娘レンジャー、カノ。ドラゴンハーフの元気一杯なロリ美少女、プラチナ。優等生っぽく見えてその実態は…?な考古学者のシャロ。4人の嫁ヒロインともいずれも魅力的で全員気に入ってしまった。中でも個人的に一番となるとベタにカノだろうか。男勝りのしっかり者と見せかけて、実はアレクに最初の性の悦びを教えちゃった過去があったり、それ以来の想い人であるアレクには激弱なポンコツヒロインぶりを見せてくれたりと、誰が見ても可愛く描かれている。戦闘時にも高い攻撃力を活かして大活躍してくれるのも嬉しいところだ。メインヒロインだけでなく、サブヒロインの嫁たちもいずれも可愛い娘ばかり揃っているのもポイント。中でもポピンズのブラウニーが個人的なお気に入りだ。人間よりも小さな種族である彼女は、人形にしか見えないという理由で例外的にアレクの性対象から外れるのだが、挫けずにアレクにアタックし続け、ついには念願のSEX体験までこぎつける。彼女の奮闘ぶりに思わず応援したくなった人も多いのではないだろうか。嫁キャラ以外でも前作にも登場した最強のドラゴン・QDやお供のアーサー、前作ヒロインだったラミアスなども再登場し、それぞれ活躍している。前作も遊んでいる人にはこの辺りも嬉しい演出だろう。ゲームの結末では新たな次回作への期待も膨らむようなニュアンスも感じられたので、ぜひ続編も期待したいね。
RPGとしてのゲームシステムはまさに昔懐かしいRPG。SFC時代に多く見られたような世界を旅して冒険していくオーソドックスなRPGだ。前作でも有ったが、フィールド上には観光名所的なフィールド百景、本編ボス以上の強敵である大怪獣など、ゲームクリアとは関係ないコレクション、やり込み要素的なサブイベントも豊富に用意されている。また、本作の特徴して戦っているとヒロインが何かしらの病気に罹ってしまうというシステムがある。最初はちょっとした縛りプレイのようなシステムにも感じたため少し面倒に思ってしまったが、すぐにシステムに慣れることができた。病気といっても症状は軽く、たいしたマイナス効果にもならないものが多く、病気によっては攻撃力が上がったり、魔法耐性がついたりと、むしろ強くなるものもあったりする。さらに病気を治療することでヒロインのボーナスステ振りもできるので、ガンガン病気に罹って治療しまくることがヒロイン強化にもつながるのだ。病名も実際の病気をもじったユニークなものが多く、ゲームを進めながら病気をコレクションしていく楽しみさえある。前作を踏襲しつつ、更にやり込み要素が増したゲームとして出来上がった本作の完成度は非常に高い。唯一問題になるとすると、逆にRPGとして本格的すぎるため、簡単にはクリアできないことだろうか。ゲーム本編のストーリーも長く、同人RPGのように数時間で即日クリアとはいかない。やり込み要素の高いRPGとして、じっくり探索、レベル上げをしながら数日かけてクリアすべき大作RPGなのだ。
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(by RYO)