年上Lesson〜義母と叔母と女教師と〜

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美しい叔母に誘惑されて……

受験を控えた主人公は、母の妹である叔母の梨花に勉強を教えてもらっていた。そんなある日、PCに保存していたエロ画像を梨花に発見されてしまい、それをきっかけに梨花から誘惑されるのだった。誘惑にあらがえるはずもなく、関係を持ってしまう主人公だったが……。

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2006年6月に発売された『叔母の寝室』に続くフランス書院とのコラボレート作品第2弾。『叔母の寝室』のレビューでも書いたことだけど、テキストが官能小説っぽくないので、普段あまり官能小説を読まない人でも受け入れやすいんじゃないかと思う。原作の小説は読んでいないので、これが原作者の鏡龍樹氏の味なのか、ゲーム化に当たって修正した結果なのかは分からないけどね。

物語は年上の女性に誘惑される主人公を描いたインモラルストーリーという感じ。メインヒロインとなるのが叔母の野島梨花、女教師の海保いずみ、義母の沢村安奈の3人で、いずれも経験豊富な女性ばかりなので、Ｈシーンは主人公受けのものが中心。梨花といずみはレズ（というよりバイセクシャル）なので、レズシーンや3Pなどもかなり多め。主人公受けのＨシーンということでは『叔母の寝室』も同じだったけど、今作では主人公がアナルバイブを突っ込まれたり拘束されたりと、より主人公受けの要素が強くなっている。この点では前作以上にプレイヤーを選んでしまうかもしれない。と言っても、SMというほどハードなものではないので、その点は一般受けしそうだ。梨花の部下でOLの川原祥子と主人公のクラスメイトの倉田静流は梨花といずみのレズの相手として登場するキャラで、3Pイベントには欠かせないサブキャラ。残念だったのはこの2人がストーリー的には必然性のないキャラになってしまっていたこと。できればこの2人にもエンディングを用意して欲しかった。特に静流なんかはレズでありながら主人公に想いを寄せる女のコというオイシイ設定なんだから、これを活かさない手はないと思うんだけどなぁ……。

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Ｈシーンということでは、ゲームをクリアするとオマケシナリオを見ることができるようになっていて、これは物語の裏設定を見ることができるものになっているのが面白かった。このゲームは主人公の視点で物語が進んでいくんだけど、オマケシナリオを見ると主人公の知らないところでなにが起こっていたのかを知ることができるというわけ。オマケシナリオというと、単にＨシーンを増量するだけの場合が多いけど、このゲームに関しては、よりゲームを楽しむために必須という位置づけだね。

ゲームシステムは一般的なコマンド選択型AVGで、特に変わった点はナシ。ユニークだったのは「イベントシーンリミックス」というシステム。これはゲームクリア後にオマケモードから選択可能になるもので、ヒロインのセリフを甘口、普通、辛口の3種類から選択可能、射精場所を選択可能になるというもの。射精場所はともかく、セリフを変更すると同じイベントでも雰囲気がまったく変わってしまうので、結構面白かった。ただ、イベントシーンリミックスが可能なのは全イベント中半分程度。さらにこのギミックはあくまでオマケモードの中で楽しむもので、ゲーム中では変更不可能。できればゲーム中にセリフの切り替えをできるようにして欲しかったね。梨花やいずみはサディスティックなところのあるキャラだから、Ｈシーンの中でセリフが変化しても違和感はないだろうし。

ゲーム全体の雰囲気は前作の『叔母の寝室』と共通するもの。「年上の女性」というコンセプトはよりハッキリしているし、Ｈシーンも前作の20に対して26と増量されているので、前作が好きだった人なら間違いなく楽しめるだろう。エロい年上の女性にあれこれされたいという人にオススメ。

   使い方

攻略

最初に問題になるのは静流を痴漢から助けるかどうか。ここで静流を助けると、いずみルートに入ることになる。さらに静流に母を選ぶか自分を選ぶか迫られたときに「ママが一番大事」を選べば安奈エンドとなる。梨花エンドをめざす場合は、ひたすら梨花を優先するコマンドを選んでいけばOKだ。

（by Suno）