おねだり☆Princess 〜Hのお勉強 = 摩って擦って擦って摩って〜

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花嫁探しを命じられた主人公は誰を選ぶのか？

主人公のクロト・クロヴィリアはクロヴィリア王国の後継者。いつものように専属メイドであるメイリアの目覚ましフェラで起きたクロトは、皇帝陛下に呼び出される。見合いをして結婚をしろという父親は、すでに主人公の花嫁候補となる姫たちを集めていたのだった。父親に従うのは嫌だと思った主人公だが、美人の姫たちとお楽しみをしてから考えようと決断し、姫たちに手を出していく……。

© softhouse-seal

本作に登場する姫は4人だ。隣国ネティアからは本人の意志を無視して（？）幼馴染みのティアナ・フォン・ツヴァイゼルが送られてきている。5年前に絶交されているためか、ティアナの部屋は地下牢となっているのが切ないね。レイノスから来た姫はアプリコット＝クロヴィリア（リコ）。主人公とは腹違いの妹で幼い頃は懐いてくれていたが、その後は叔母に引き取られたため久しぶりの再会となる。謎の生物（？）コットンを従えてメイザーズ王国からやってきたのはリルム＝アレイスター。変わり者のこの姫は無口で、毎日のように黒魔術の実験を行なっている。そして東国からはおしとやかな秋津島雅が来ている。天然でぼんやりしているが芯の強い姫だ。この4人から花嫁を選ぶことになるわけだね。

ゲームのほうはマップ上に表示されている各ヒロインのうち誰に会うかを選んでストーリーを進めていく作りだ。ただ、困ったことにマップ画面になってからはセーブすることが出来ない。この部分がプレイする上で少々やっかいといえるかな。昼は個性的なヒロインたちとの話を楽しみ、夜になると姫に何をしてもらうかの選択となる。テキストの表示速度は最高速にしても瞬間表示にならないのが繰り返しプレイする際に痛い。基本的部分であるテキストがそのような状態ではほかはいうまでもないと思うが、演出のカットなどもできずにメッセージスキップ機能は使いづらい。

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Ｈのほうは各ヒロインとも5種類2段階となっている。そのうちの1種類はアニメーションして動くが、シーン自体の数がやや種類が少ないような気がする。まあ、低価格ソフトで5人（姫4人＋メイド）もヒロインがいたらこの程度のシーン数になってしまうのはある意味仕方がないだろう。気になったのはＨシーンのテキストが短すぎじゃないかと感じた部分かな。もっとテキスト量がほしいと思う。Ｈでもティアナは素直じゃない反応、雅はけなげに尽くしてくれ、リコは行為自体を知らないけど好きなおにいさまのためにがんばっている。一風変わった展開となるのはリルムで、ほかの姫とは異なり足コキから始まるし、触手などの魔法研究品を利用しての変則的なＨを楽しめる。

しかしながら、本作はタイトルから「競い合うように姫たちがおねだりしてくる」と思って手を出すと期待したような展開でなくて残念な思いをするので注意してほしい。Ｈの2段階目で姫がおねだり気味という程度だ。個人的には主人公に会うため国から逃げてきたというリコには驚かされたかな。

ハーレムどころか3Pシーンすらないので、ただ犯っていくだけのおかずゲームになっていたのが残念だった。犯るだけならばリコとリルムはキャラ的にロリで被っているからどっちかにして、1人あたりのシーンを増やしてほしかったですね。この作品をチェックする人は高貴な姫さま相手のＨを期待している人がほとんどなんだろうから、メイドのメイリアのぶんは姫たちにメイド姿をさせて奉仕を命じるようなシチュエーションにする手もあったんじゃないのかなぁ。1人だけ浮いているから気になってしまった。ストーリー的には主人公の行動がほかと違った面があってよかったけどね。

   使い方

攻略

同じ姫を5日連続で選ぶとルートが固定され、ほかの姫が選べなくなる。また、Ｈのほうは1回のプレイでは6回しか機会がない（メイリアは5回）。1度に全部は回収できないため、チャートにある「※どれでも可」の部分はセーブしておいて2段階目のシーンをすべて選んで各シーンを回収してから先に進めてほしいかな。エンディングを見たあとに回収してもいいけどね。

（by 天城螢）