くのいちミカゲツ淫遊記 尋問篇

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捕らえたくのいちを尋問しよう！

松尾坂城主である松尾坂慎之介は忍び込んできたドジなくのいちミカゲツを捕らえた。城に忍び込んだ目的を白状させるため、地下牢で尋問を開始する慎之介。意外なことに、ミカゲツはくのいちとしての修行をろくにしていなかったのか、尋問をされるのも初めてで身体を武器にしたこともない処女なのだった。サディストな慎之介はさまざまな責め具を使って嬉々としてミカゲツを尋問していく……。

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超低価格ソフト『今日のおかず』に新シリーズが登場した。くのいちミカゲツの口を割らせるために、半人前のくのいちを城主自ら尋問をしていくというもの。もちろん、尋問はＨなことばかり。感度が上がる効力を持つ結界内で尋問が行なわれているため、ミカゲツが自分の身体の変化（？）に戸惑っている感じがするのがちょっと面白いかな。ただ、税込960円という値段相応でボリューム面には少々問題があるかなといったところ。わずか2回の尋問で口を割ってしまうくのいちって……。そういうわけで攻略チャートを見てもらえるとわかると思うが、予想外に尋問の種類が少ないのが残念だ。本作は尋問編と名付けられていることから分かると思うが、続編が登場するということのようだ。続編はミカゲツと2人で諸国漫遊の旅に出るらしい展開となるような記述があった。そのため、本作のみで作品の出来を考えるのは早計かもしれないことを記しておきたい。

ゲームのシステムは最近のじぃすぽっとの作品と共通。初期設定でメッセージスキップが禁止されているのが使いにくい気がしますね。既読スキップを初期設定にしておけばいいと思うんだけど。あと、選択肢が出現した状態ではセーブができないようだ。まあ、このプレイ時間ならばセーブする必要性があまりなさそうだけどね。今回もCGモードがないので、総合的に見てシステム面が使いにくいのは間違いないだろう。一応CGのほうは9枚あるので、差分CGも含めればCGに関しては絶対的なコストパフォーマンス的には悪くないのだが、この枚数ではシナリオに制約が多くてテキスト的にはどうしても物足りなさを感じてしまう。それでもこの低価格で楽しめるというのはありがたい存在だけどね。

価格的にお試しでエロゲー入門用のタイトルなのかなという気がするものの、この超低価格帯はＨコミックや官能小説などライバルが多そうだ。じぃすぽっとの作品は、個人的にはボリューム倍増で2000円クラスで作ってほしいものがいくつかあったが、シリーズ物で続いているものはよくよく考えれば2作品で2000円クラスの作品と同等なわけで、案外健闘しているものもあると思う。本作は単品では微妙な印象を受けたが、続編で化ける可能性はあるかもしれない。

   使い方

攻略

選べる尋問シーンが異なるだけで必ず同じエンディングに到達する。2択の選択肢が2回出現するだけなので、4回プレイすれば全ての組み合わせを確認できるが、実際には1回目と2回目の選択肢の組み合わせで展開が異なることはないので、2回のプレイでコンプリートが可能だ。

（by 天城螢）