KANAGI〜淫夢学園〜
LilithMist | WindowsMe/2000/XP/Vista | 800x600 |
ダウンロード版:1800円(税別) パッケージ版:2000円(税別) | 1Play2時間 | 属性:レズ、フタナリ |
難易度:3 | ダウンロード版:2007/11/9発売 パッケージ版:2007/11/16発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
恋のおまじないから始まる淫らな悪夢
渡瀬かなぎ、佐山真琴、吉住順子、鈴原千佐登の4人は学園の女のコたちの間で流行っている恋のおまじないをすることになった。しかし、そのおまじないの最中に4人を異変が襲う。そして、かなぎは淫らな夢を見るようになり、その夢に出てきた男たちは現実世界でも変死していってしまう。やがておまじないの参加した真琴、順子、千佐登もしだいに常軌を逸した行動を取るようになっていくが……。
©LilithMist
プレイしていて良い意味で驚いたのがシナリオ。一般的に低価格ソフトだとただヤるだけというシナリオが多いものだけど、このゲームでは平凡だった日常がしだいに異常になっていく過程をしっかりと描いているのが良い感じだ。仲の良かった友達がだんだんと精神を蝕まれていく様子がきちんと描かれ、それに対するかなぎの不安感とかが良く表現できていたんじゃないかな。物語の雰囲気的にはホラーと言うことになるんだろうけど、主人公が女のコであるかなぎというのもこの点ではプラスになっているかもしれない。主人公が男だと謎や敵に立ち向かうという展開になるところを、主人公を女のコにすることで、抵抗できない悪夢に取り込まれていくという感じが良く出ていたように思う。ただ、ゲームの主人公というのはプレイヤーの分身でもあるわけで、女のコが主人公だと感情移入しにくいというデメリットがあるのも確か。このあたりは主人公になりきってプレイするのか、あくまでも第3者視点で物語を見るのかという、プレイヤーの好みの問題になるけどね。
©LilithMist
Hシーンに関してはCGが差分抜きで32枚、イベント数が22となっているので、飛び抜けて多いわけではないけど、1つ1つのイベントの尺がしっかり取ってあって、ボリューム感は十分。ラストへ向かっての盛り上げ方が上手いのか、低価格ソフトにありがちなプレイ後の物足りなさも感じなかった。個人的に好きだったのが断面図の演出。Lilithの専売特許というわけではないけど、クンニのシーンなどではモザイクなしで断面図が表示されるのがいいね。イベント自体もオナニー、輪姦、ぶっかけ、触手などいろいろなシチュエーションが揃っていて、プレイヤーを飽きさせないようにしようという工夫が感じられる。ただ、レズとフタナリが多めなので、この部分は好みが分かれてしまうかもしれない。まあ、これは主人公が女のコである以上仕方のない部分ではあるけど。
システムはいつものリリス。音声の再生が終わるまではバックログを見ることができないという点は気になるけど、それ以外は特に問題となるような点はない。たいていの環境で快適にプレイできるはず。トータルで見ると飛び抜けた点はないし、人によって好みが分かれそうな点もあるけど、価格を考えるとコストパフォーマンスはかなり良い部類に入るんじゃないだろうか。1本のゲームをじっくりとプレイしたいという人には向かないけど、お手軽にゲームを楽しみたいという人にはオススメ。値段は安くても作り自体はしっかりしているので、エロゲー入門用としても良いかもしれない。というわけでオススメ度は☆4つ。レズとフタナリに抵抗感がない人になら、安心してオススメできる良作。
攻略
積極的にHをするような選択肢を選び続ければエンド1、Hを回避するような(実際に回避することはできないけど)選択肢を選び続ければエンド2となる。1番最初の選択肢の時点でセーブをしておけば、多少はエンディング回収が楽になるだろう。
このままエッチするしかない |
もう言ってしまう |
素敵…… |
【エンド1】 |
それだけは嫌 |
絶対に嫌 |
こんなの間違ってる! |
【エンド2】 |
(by Suno)