凌辱看護婦学院〜リメイク版〜

Twitter縺ｧ縺､縺ｶ繧�縺�

凌辱の嵐に翻弄される裕未

©2001-2007 Anim

載帽式を迎えて看護学院からいよいよ病院で実習を受けることとなり、夢を持って配属先の病院で働き始めたばかりの裕未。本人に自覚はないが男を惹きつける容姿を持ち、学院のトップクラスの美女として院長や次期院長と噂される外科部長などから目を付けられていた。そのため、お嬢様で人を疑うということを知らない裕未は、実習期間中に院内で凌辱され、屈辱的な調教を受けていくことになる……。

2001年6月に発売された作品のリメイク版だ。リメイクにあたり、全キャラフルボイス化とBGMのリミックスが行なわれ、演出効果が一新されてゲームシステムも最新のものへ更新されてプレイがより快適になった。内容やストーリー展開自体といったコア部分には変更がない。今回はパッケージ版が2007年7月13日に先行販売され、ダウンロード版も2007年9月7日から各販売サイトで順次販売され始めているので、作品の入手しやすさというのは向上しているかな。原作はフランス書院文庫から発売されている北原童夢氏の同名タイトルの小説で、ゲーム化に当たってシナリオの分岐などゲームオリジナルの結末が用意されている。原作小説のファンの方は、本作の絵が好みに合うならばぜひプレイしてほしいものだ。原作通りの展開となるルートのほかに、6種類のパラレルワールド的展開を楽しめるのはよいのではないかと思う。ダウンロード版ならば2001年のパッケージ版と比べてだいぶ安価になっているので、当時は購入候補に入れられなかった人も、お気に入りの作品だったなら予算さえ許すのであれば選択肢に入れられる可能性があるのではないかと。

©2001-2007 Anim

本作の主人公は朝倉裕未で青葉台総合病院付属看護学院に通う看護師の卵。女性視点でストーリーが綴られていくのでプレイヤーの中には感情移入がしにくい人もいるんじゃないかと思う。こればかりはプレイヤーの趣向による部分だけに好き嫌いがどうしても分かれてしまうところだ。ゲームとしては選択肢の数自体が少なく、攻略チャートだけを見るとボリュームが少なそうに感じるかもしれない。だが、原作が官能小説なだけあって、シナリオのほうは長くてそれなりのボリュームがあるんだよね。まあ、原作を読んだ人ならば、ストーリーが分岐していくポイントもだいたいわかってしまう点がゲームとして見ると微妙かも。エロデジコミと割り切っていれば全然問題ないし、お手軽志向のおかずゲーとしては優秀だろう。三浦外科部長、患者の船戸といったあたりに凌辱されて堕ちゆく裕未を楽しめるだけでなく、嫉妬に駆られた先輩ナースにも裕未が嬲られていくさまなどが堪能できる。

ゲームのシステムはメッセージウインドウの右に「セーブ」「ロード」「コンフィグ」「スキップ」「バックログ」「オート」「リピート」「タイトル」と、ひと通り使用頻度の高そうな機能のボタンが配置されている。クイックセーブ機能はないが、この作品は選択肢の出現が一番多いルートでも5回しか選択肢が出現しないため必ずしも必要な機能ではないだろう。むしろ気になったのは、キャラ名が文字化けしている部分が見受けられたこと。2001年当時の作品もプレイしたのだがそのような表示になっていた記憶はないので、旧システムから現行システムへのスクリプトファイルの変換処理で発生した不具合かもしれない（記憶違いの可能性もあるケドね）。おまけのほうをチェックしてみると、元々フルプライスのゲームであるためCGモードは154枠あり、回想も44種類とボリュームたっぷりだ。ただし、CGモードは差分も別枠で登録されるため、実質的にはもうちょっと少ないと思ってほしい。回想シーンの数を見ればそのボリュームのほどはわかるだろう。CG・回想モードもちょっとした不具合があって、最終ページを表示した状態で一度タイトルへ戻り、もう一度同じモードを表示すると該当CG・シーンなしの部分が空の枠で表示されてしまうので気をつけてほしい。いったん別のページへ切り換えて最終ページを表示すれば正常な表示となる。回収漏れがあるのかとドッキリさせられてしまったプレイヤーもいそうだね。

原作小説のファンのみならず、ナース属性や調教モノが好きな人にお薦めしたい作品ですね。ダウンロード版はかなりお買い得感が高いと思うし。ネックとなるのは好みが分かれそうな女性視点のストーリー展開とゲーム性があまりないことぐらいだからね。あとは意外にレズ率が高いので、レズは好きじゃないという人にはあまり向かない可能性はあるかも。それらがOKな人にはぜひ遊んでみてもらいたいかな。

   使い方

攻略

選択肢の数が多くないため、難易度はそれほど高くないだろう。リメイク版とはいっても、2001年に発売されたパッケージ版と攻略法自体は変わっていない感じだ。ただ、6年という年月が過ぎているわけで、記憶違いの可能性もあるかもしれない。

（by 天城螢）