任侠華乙女
しゃくなげ | Windows2000/XP/Vista | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:2940円(税込) | 1Play6時間 | 属性:ラブコメ |
難易度:4 | 2007/8/31発売 | オススメ:☆☆☆ |
母の遺言でやって来たのは任侠一家
母が死に、天涯孤独の身となった主人公。何か困ったことがあれば美和市の中州家を頼れという母の遺言に従って美和市にやってきた主人公だったが、そこで目にしたのは「中州組」という威圧感たっぷりの看板。どこからどう見ても中州組は任侠一家。しかも、中州組は組長を含めて女のコ4人しかいないという弱小一家だった。行くところのない主人公は、中州組に客分として居候することになるが!?
©しゃくなげ
任侠一家が舞台という、美少女ゲームでは珍しい設定。だけど、実際のゲームのノリは学園モノなどに近い。ゲーム前半の共通パートはヤキモチ焼きの組長の三井森千夏、千夏をライバル視する任侠一家大塩組の一人娘の大塩菜摘、クールで腹黒な若頭の永明寺冬真、ちょっとお馬鹿な中州組組員の高田アキと尖石小春たちが入り乱れてのコメディとなっている。菜摘が千夏に喧嘩を売って自爆したり、冬真の腹黒っぷりに組員一同ガクブルだったりで、ラブコメとしてはなかなか良い感じだね。所々に挿入されるデフォルメCGも楽しいしね。
©しゃくなげ
ラブコメのノリだった共通パートに対して、ゲーム後半の個別パートは主人公の出生の秘密(というほど大層なものではないけど)を巡るシリアスな展開。正直、この部分はちょっと期待はずれ。途中までプレイすればオチが読めてしまうし、小春以外は展開が似てしまっているのも物足りない。また、大塩組若頭の大周の存在も不満。大周はやることが姑息で汚いので、主人公たちのライバルとしても、コメディの盛り上げ役としても物足りないんだよね。リアルなヤクザなんて姑息で汚いものだといってしまえばそれまでだけど、あくまでゲームはフィクションなんだから、ライバル役になるキャラはカッコイイ侠客にするか、ドジでお馬鹿なキャラにした方が良かった気がする。小春ルートはちょっと特殊で、最後までコメディ路線。ラストが少々あっけない気もするけど、個人的にはこのルートが一番楽しめたかな。他の4人も小春みたいに最後までコメディ路線で行ってくれればもっと楽しめたんじゃないかなぁ。
予想外に良かったのがHシーン。このゲームは基本的に純愛系のゲームなので、Hシーンにはそれほど期待していなかったんだけど、予想外にHシーンが充実。シーン数は25と十分だし、イベントの尺も結構長めで実用性も高いんじゃないかな? 内訳は千夏6、冬真5、アキ4、小春5、菜摘4、アキ&小春3Pが1となっていて、メインヒロインである千夏がちょっと多めになっている以外はほぼ均等という感じ。ストーリーがやや短めであることもあって、頻繁にHシーンが出てくるのも◎。
ゲーム後半でやや尻すぼみになった感はあるけど、破綻することもなく手堅くまとまった作品。というわけでオススメ度は☆3つ。任侠という設定をもっと活かすことができれば☆1つプラスできたんだけどね。ラブコメが好きで、絵が気に入ればプレイして損はないんじゃないかと。
攻略
カッコ内にあるのは1周目では出てこない選択肢。初回プレイであれば無視して構わない。菜摘ルートは1周目ではクリアできないので、千夏、冬真、アキ、小春のいずれかをクリアしてからプレイすること。
(仲良さそうなのにもったいない) |
(観念して出て行く) |
ガンを飛ばす |
素直にごめんなさい |
小春を落ち着かせる |
千夏に借りる |
アキの味方をする |
覚えてない |
菜摘が襲撃準備をしている可能性 |
(千夏を見る) |
☆セーブ1 |
断る |
俺たちにはまだ早い |
ちゃんと説明する |
千夏を引き離す |
冬真の顔をのぞき込む |
最後まで抵抗を続ける |
助けて冬真さん |
黙って食べる |
☆セーブ2 |
声をかける |
弁当を作ってる |
【千夏エンド】 |
☆セーブ2から |
風呂を出る |
駄々をこねてみる |
【冬真エンド】 |
☆セーブ1から |
まだ悩む |
もうちょっと追求してみる |
揉みたくなる |
自分で嗅ぐ |
それはそれで問題が…… |
☆セーブ3 |
見習わないとな |
【アキエンド】 |
☆セーブ3から |
小春は強いな |
お化け |
【小春エンド】 |
可愛いのにもったいない |
逃げちゃう |
嘘つけっ! |
白を切る |
成り行きに任せる |
菜摘に借りる |
菜摘の味方をする |
覚えてない |
菜摘が襲撃準備をしている可能性 |
菜摘を見る |
【菜摘エンド】 |
(by Suno)