あくらつ〜恥辱の百合姉妹〜

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レズの異母姉妹を奴隷調教

大企業グループ、的場グループの御曹司である主人公は、父からグループを相続するための条件を出された。その条件とは、6人いる異母姉妹に奴隷として忠誠を誓わせること。前作（『いつわり〜淫虐の美人姉妹〜』）において安見姉妹を奴隷にすることに成功した主人公が、次に目をつけたのが学園一の才媛である紫堂冴と、そのレズ相手である桐生雪乃だった……。

©Marry Bell

物語的には2005年4月に発売された『いつわり〜淫虐の美人姉妹〜』の続編。物語的にも完全につながっているので、できれば前作をプレイしてからの方が人間関係とかが分かりやすいかな。まあ、双子の妹の桐生メイは主人公に絶対の信頼を寄せている、安見千佳と静佳の姉妹は前作で調教済みということだけ理解しておけば物語を楽しむことはできるけどね。

物語は低価格ソフトとは思えないほどにしっかりした作り。凌辱系の低価格ソフトだと、Ｈシーンの連続でキャラクター性などは二の次というものが多いけど、この作品はキャラクター性、バックボーンがしっかりと描かれていて価格以上に楽しめたかな。このゲームはスタート画面で誰の視点でプレイするかを選べるようになっているんだけど、プレイ可能なルートが増えた分、テキスト量が増えてそうした部分を描写する余裕ができたと言うことなのかな？　いずれにしても2000円のゲームとは思えないくらいテキスト量があって、満足感は高い。さらに複数の視点でプレイすることで、あるキャラの視点では見えなかったものが見えてきたりするのも面白い。雪乃の視点では成績優秀、スポーツ万能、凛とした美女という雰囲気の冴が、冴視点ではダメ人間だったり、冴が雪乃のドジっ娘ぶりに萌え萌えになっている所なんかは笑える。そして、冴と雪乃の視点でのプレイをクリアすると主人公視点でプレイ可能になるんだけど、これも物語の締めくくりにふさわしい内容だったかと。

©Marry Bell

Ｈシーンに関してはSMオンリー。SMといっても鞭でビシバシとかの痛い系のものではなく、裸で校内を歩かせたり失禁させたりと言った羞恥系の調教がメイン。ハッキリ言って、調教モノとしてはかなり温い内容なので、鬼畜ゲーマーには物足りないかも。主人公が異母姉妹たちを調教するそもそもの目的が、異母姉妹たちを奴隷とすることで自分の庇護下に入れ守っていくことだから、あまり酷いことをしないのは当然とも言えるし、愛ある調教って言う感じで個人的には楽しめたけどね。また、先に書いた通り、複数の視点でゲームをプレイできるので、同じイベントであっても視点が変わることで雰囲気がガラリと変わって、意外とと新鮮な気持ちでプレイ可能だったのは嬉しい誤算。プレイ前はメッセージスキップ大活躍か？　と思っていたんだけど、プレイし終わってみれば未読メッセージをスキップすることは全くなかった。ただし、調教内容にスカトロが結構多いので、そちらの耐性がないとちょっと辛いかもしれない。この点だけは要注意かな。それと、ヒロインは全員、主人公の異母姉妹なわけだけど、主人公たちは別々に育ってきたという設定があるので、家族という感じはあまりない。近親相姦的な部分にあまり期待すると期待はずれになってしまうかも知れない。ちなみにCG枚数は差分抜きで32枚、イベントは43となっていて、この点でも価格以上のボリュームと言えると思う。

低価格ソフトであっても、物語の世界観まで含めて良く作り込まれた秀作。もちろん、人それぞれ好みはあるわけで好き嫌いは出てしまうだろうけど、できるだけ多くの人にプレイして貰いたい作品。ただ、気になるのが主人公の異母姉妹は6人いるわけで、また2人残っているはずなんだけど続編が出ていないこと。この作品が出てからずいぶん時間が経つけど、もう完結編は出ないのかなぁ？　このまま忘れ去られてしまうにはもったいない作品だと思うので、ぜひとも3作目を出してしっかりと物語を完結させて欲しいね。

   使い方

攻略

冴と雪乃にはエンディングが2種類あり、その全てのエンディングを見ると、タイトル画面から「桐生兄妹編」がプレイ可能になる。「桐生兄妹編」にはエンディングが3種類あるので、その全てを見るとシナリオ的にはコンプリート。冴エンド、雪乃エンドを見ると、回想モードから「雪乃SP：雪乃の勇気」、「冴SP：和輪姦」の2つが選択可能になるので、これを見ればCGモードもクリアだ。

（by Suno）