はに×ばに

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2人のバニーさんと同棲生活

この作品は一部のダウンロード販売ショップでは2006年2月17日に発売され、パッケージ版も2006年2月24日に発売されたもの。2007年5月31日になって、ようやく多くのダウンロード販売ショップで取り扱われるようになった。特定のショップのみで先行販売というのは、せいぜい1カ月ぐらいまでにしてほしいものだ。

憧れていたお嬢様・羽生やよいに告白して玉砕した主人公の春月好晴は、失意の底に沈んでいた。そんな彼に、マッドサイエンティストの兄・天琢郎が兎を2羽プレゼントしてくれたのだった。マッドサイエンティストゆえに普通の兎であるわけがない。カゴから兎を出してみるとバニー姿の女のコになってしまったのだ。しかも、片方は振られたばかりの羽生やよいにそっくり。やよい似のほうをしろ、好きなアニメのキャラ・シャルロッテ似のほうをぶちと名付けて、彼女たちとの同棲生活が始まるのだった。

©2006 Stellar

慰めるためなら1羽の兎でよいと思うのだが、兎が2羽を一単位とする一耳という数え方があるからか2羽送られている。まあ、それはともかく、初っ端から一緒にお風呂（なぜかCGはない）や添い寝なんてのがあるから、両手に花な生活を期待してプレイすることになるだろう。しろは慎ましくお淑やかだけど実は意外と策士だったりするし、ぶちは素直じゃない性格のツンデレ娘。それに加えてマッドサイエンティストの兄もいるわけで、コメディとしてそれなりに楽しめるとは思う。ただ、低価格ソフトであるためにあまりストーリーは長くないので、盛り上がりに欠けると感じる人もいるんじゃないかな。せっかくマッドサイエンティストの兄を登場させているのだから、いろんな発明品でドタバタする話もあったほうがよいように感じた。なお、残念ながらハーレムエンドがない。

システム面をチェックしていくと、テキストがやや読みにくい。青の文字に水色の影が付いているのが原因。影をなくすとか文字の色を選べるようにしてほしいところだ。あとはロードにやや時間がかかるのが気になったかな。それ以外は快適にプレイできるシステムだといえる。気になるボリュームのほうは、CGモードが22枠とＨ時のカットインが8枠と背景が5枠があり、回想は13種類となっている。

ヒロインがバニーガールのみってことで明確に購入層を絞っている作品だね。胸のないバニーさんはちょっと微妙に感じる人がいるかもしれないが、自分は逆にたまにはアリかもしれないと思ってしまった。選択肢の数が少ないので、ゲームをプレイしているという感じはあまりしないが、お手軽な作品が好きという人にはこのような作りのほうがよいのかもしれないね。

   使い方

攻略

とりあえずチャートを作ってはみたものの、選択肢があまり多くないので最適化できないか探らなかった。そのため、最短のチャートではないかもしれない。たぶん、ノーマルエンドは見なくてもCGと回想は埋まると思う。

（by 天城螢）