淫妹・Love

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妹との禁断の愛の行方は？

©スワンマニア

子供の頃から妹の茜が好きだった主人公。成長するに従ってその想いは大きくなり、しだいに押さえきれないものとなっていった。そんな時、主人公は偶然、茜がオナニーをしている現場を目撃してしまう。しかも、主人公の名前を呼びながら……。ついに感情を爆発させた主人公は……。

物語はタイトル通り、妹の茜との関係を描いたものとなっている。低価格ソフトというと、シナリオは弱いというイメージがあったんだけど、意外とシナリオがキッチリと作られていたことにいい意味で驚いた。妹がヒロインということで近親相姦モノの一種ということになるわけだけど、近親相姦はいうまでもなくタブー。どう理屈をつけても許されることではない（エロゲーではあっさり認められることが多いけどね）。このゲームではタブーをタブーと認めた上でシナリオが展開されていく。エンディングも手放しでハッピーエンドと言えるものではないし、人によってはスッキリしないと感じることもあると思う。それでも、主人公が自分たちがタブーを犯していると認めた上で、前に進んでいこうとするのはなかなか良かったんじゃないかと。コストなどの面で制約のきつい低価格ソフトで、ここまでやってくれれば個人的には満足かな。

©スワンマニア

ストーリーだけでなく、Ｈシーンも健闘している作品でもある。このゲームには純愛と鬼畜の2つのルートがあるので、それぞれのルートでまったく違った雰囲気のＨシーンを楽しむことが可能。ゲームスタート直後にヒロインである茜と関係を持つので、純愛ルートであってもＨシーンが多いのも◎。シーン数は14、CG枚数は差分抜きで37枚となっているので、ボリュームの面でも十分合格点だろう。1つ1つのイベントの尺が意外と長いので、実際のシーン数以上にボリュームを感じるしね。システム面は同じくスワン系の『ゆ〜わく恋愛〜実は巨乳でムチムチで〜』とほぼ同じ。特別凄いところはないけど、大きな不満も感じることのないシステムでしょう。

このゲームの最大の問題点はヒロイン。メーカーHPのキャラ紹介を見ると、メインヒロインの茜と、その親友の百々花が同じ大きさで紹介されているので、百々花ルートもあるのかと思ったら、実際のゲームは茜ルートのみ。一応、クリア後のオマケシナリオで百々花のＨシーンを見ることはできるけど、百々花目当てでこのゲームをプレイするとがっかりしてしまうことになるのは確実。唯一のヒロインである茜は小動物的なところのある、素直でおとなしめの典型的妹キャラ。この茜を好きになれるかどうかでゲームの評価は大きく変わることになるはず。個人的感想としては、結構かわいく描かれていたんじゃないかなぁ、と思うんだけど……。とりあえず、茜が気に入ったならプレイして損はない。逆に典型的妹キャラが好きになれないのなら回避推奨というところかな。

   使い方

攻略

シナリオはゲームスタート直後に出てくる2つの選択肢によって分岐。「部屋の中へ」→「素直に気持ちを伝える」と選択すればハッピーエンド。「そんな勇気はない」→「どうせ無駄だろう…」と選択すればバッドエンドだ。

（by Suno）