虐襲弐〜巫女ノ祭壇〜

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あやかしと巫女による虐襲の物語

倭国では長きにわたり、あやかしとあやかしから人々を守る破魔邪乃巫女の戦いが繰り広げられてきた。だが、破魔邪乃巫女に強大な力を持つ巫女、蘇乃帋樒が生まれたことで力の均衡は崩れ、あやかしたちはしだいに追い詰められていく。そんな中、あやかしの長であるもののふは最後の反撃に出ようとしていた……。

©ANIM

2004年に発売された『虐襲』の続編。前作をプレイしていないとまったく意味不明というほどではないけど、前作から引き続き登場するキャラもいるので（しかも結構重要な役所だったりする）、出来れば前作もプレイしておいた方が物語を楽しめるだろう。幸いというべきか、前作は復刻版として低価格で販売されているので、セットでプレイというのもアリかな。

ゲームは壱章から参章まであって、壱章はマップ移動型＋コマンド選択型AVG。弐章以降は普通のコマンド選択型AVGとなっている。ゲームの難易度は結構高め。まず、壱章のマップ移動部分はマップにキャラのアイコンが表示されるんだけど、ヒロインを追いかけてしまうとバッドエンド。ヒロインから逃げなくてはならないんだけど、ただ逃げているだけでは時間切れでやっぱりバッドエンド。ヒロインから逃げながらアイテムを探してフラグを立てる必要があるわけだ。一応、前作同様に羅針器によるヒントはあるんだけど、あくまでヒント止まりで、プレイヤーは試行錯誤をしなければならない。弐章以降もフラグは結構複雑で、何気ない選択が後々になって大きな意味を持ってきたりと、歯ごたえは十分。正直にいって、サクサクとエロを見たいという人にはまったく向かないゲームだ。でも、「ゲーム」としてしっかりと楽しみたいという人なら、かなりハマれるんじゃないだろうか。特にこうした触手凌辱ゲームでゲーム性の高い作品というのは少ないだけに、オススメ度☆1つプラスしたいところだね。

©ANIM

Ｈシーンの方もボリューム十分。CG枚数115、イベント数57となっていて、これだけでもお腹いっぱいになりそうだけど、1つ1つのイベントの尺も結構長め。もちろん、Ｈシーンのほとんどが触手による凌辱シーン。それ以外にも巫女同士を絡ませたり、人間の囚人に犯させたりとバリエーションも豊富でプレイしていて飽きると言うことがない。それと、捕らえられた巫女がなかなか堕ちないのも◎。凌辱モノではちょっと犯されただけであっけなくヒロインが屈服してしまうものも少なくないけど、このゲームのヒロインは最後まで抵抗を続ける。抵抗を続けるヒロインをじわじわと屈服させていくのが凌辱モノの醍醐味だと思っているので、この点も評価したいところだ。

プレイしていて気になったのが、Ｈシーンのクライマックス。そこでのヒロインの顔面崩壊。決してデッサンが狂っているとかではないんだけど、Ｈシーンのクライマックスでヒロインがヒョットコのような顔になってしまうシーンが結構ある。ヒロインが感じすぎて、自我が崩壊しかかっているという表現なんだろうけど、これは好き嫌いが出そう。個人的にはプレイしているうちに気にならなくなってきたんだけど、もうちょっと一般受けする絵の方が良かったかもね。あと、難易度が高いというのは最初に書いたけど、まとまったプレイ時間がとれないユーザーのために、もっと詳しいヒントがあっても良かったと思う。自分がプレイしていても、エンディングは一通り見たはずなんだけど、CGはまだ100％になっていないし。この2点をマイナスして、全体的なオススメ度は☆4つ。触手モノが好きで、エロもゲーム性もどちらも楽しみたいというわがままな人に是非プレイしてもらいたいゲームだ。

（by Suno）