汚染病棟

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調教師として牝奴隷を育てろ！

© West Vision

白鳥総合病院に務める新米医師の桐島拓哉は、院長に目をかけてもらい院長室を自由に使ってもよいという許可をもらっていた。仕事熱心な拓哉はその好意に甘えて深夜まで仕事をしたり仮眠に部屋を使わせてもらったりしていたのだが、あるとき、宿直で見回っている途中にアヤシい声を聞いてその声のほうへと近付いていってしまった。そこは立ち入り禁止とされていて誰も近付かない部屋であり、さまざまな噂が飛び交っていた場所である。そこで主人公が見たのは女性が凌辱されている光景だった。彼の務める病院は、牝奴隷を育て上げ、経営を支援してくれた男たちへ引き渡していたのだ。院長を追求した拓哉だが、脅しではなく本気の「秘密を知ったからには逃がさない」という言葉で仲間になるか殺されるかという選択を迫られるのだった……。

© West Vision

まず最初にいっておくと、この作品は黒†救から2002年5月に発売された同名タイトルのDL版だ。5年近く前の作品ゆえに画面サイズが640x480だったり、ややシステムがやや使いにくいと感じる部分があることをあらかじめ考慮しておいたほうがよいかもしれない。

ゲームのほうは仲間にならないといきなりバッドエンドへ直行となる。こういう展開はお約束で、個人的には好きですね〜。主人公が調教するターゲットは、織原巴、如月未沙、麻倉詩乃、望月静瑠、堀川悠香、橘萌恵美の6人。悠香と萌恵美はセットでの調教となるので、調教のシナリオとしては5種類だ。いずれも調教時に選択肢はなく、調教したい対象を選びさえすれば牝奴隷に堕ちるまで自動的にストーリーが進んでいくので楽ちんだ。面倒なことを考える必要もなく調教を堪能することができるだろう。調教部屋での器具を使ったプレイから野外プレイ、包帯プレイなどさまざまなシチュエーションで楽しませてくれる。Ｈシーンの尺の長さにはバラツキがあるように感じるのと堕ちるまでが少々早すぎるような気がするのが惜しいところかな。まあ、調教という行為にすっかりハマってしまい、表と裏の顔を使い分けてだんだん暴走していく主人公はなかなかイイ。

© West Vision

セーブ画面から右クリックで元の画面に戻れない仕様が使いにくいが、一応一通りの機能はそろっている。回想モードは19種類登録されるがCGのほうは不明なりよ。回想をコンプリートしている状態で、CGモードは198枠あるものの94個しか埋まらなかった。CG差分が別個に登録されるタイプのCGモードなのだが、どうもCG差分が登録されない不具合があるようだ。Ｈシーンには選択肢がないし、それ以外の選択肢も一部を除いてCG分岐がそもそもないのだがこうも大量に漏れが出るという時点で明らかにおかしいといえよう。（知らないだけかもしれないが）パッケージ版のときにはそのような症状を聞いたことはなかったので、DL版に仕様変更する際に問題が起こったのかも。

比較的ライトな調教からそこそこ程度の調教モノが好みの人にお薦めですね。DL版で低価格だとはいえ、過去にフルプライスで販売されていたソフトであり、DL版の価格からするとボリュームはあるほうだと思う。ただ、不具合とおぼしき現象があるのでそれが気になる人は様子見したほうがよいかもしれない。回想シーンが正常だから事実上問題はないようなもんだけどね。

   使い方

攻略

このゲームは初回プレイ時にはプロローグから開始するか本編から始めるかを選べるようになっている。いきなり本編から開始すると当然プロローグ部分のCGなどが回収できないので「ごく普通の医師」でスタートしよう。それと、一度バッドエンド以外のエンディングを見ると、お好みのターゲットを調教するシーンからスタートできるようになる。攻略チャートは初回プレイ時にプロローグから開始することを前提に作成したので、すでに何かエンディングを見ているのであれば「フリーモードOFFで最初から」を選んでプレイを開始してほしい。ただ、レビュー部分ですでに述べたようにCGモードの枠はおそらく不具合が原因ですべては埋まらない点にご了承を……。

（by 天城螢）