闇の僭王〜聖女汚辱〜

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吸血鬼に捕らわれた女ハンターの運命とは？

教皇庁の罠にハマり瀕死の重傷を負った吸血鬼のドレイクだったが、棺の中で傷を癒し、十数年の深い眠りから目覚めることに……。そして、復活したドレイクは、領内に侵入した二人のハンターを捕らえるため行動を起こすのだった。ドレイク討伐の為に教皇庁から派遣されたのは、聖騎士エイプリルと聖女トリエラ。無敗を誇るスゴ腕のハンターたちだ。彼女たちを捕らえ、そして徹底的に辱め、人間に抱いている恨みを晴らすのだ！

©サイクスJ

このゲームは、吸血鬼の主人公が女ハンター二人を捕らえ、凌辱していく展開のAVGだ。基本的には拷問チックなＨシーンに重点を置いた構成だが、キャラの心理描写も丁寧に描いているのがポイント。主人公のドレイクは最愛の恋人（人間）を、愚かな人間たちに嬲り殺しにされた過去がある。人間を愛する心と、人間を憎む心が同居しているのだ。そんなドレイクに対し、ヒロインの二人も浅からぬ因縁があり、物語が進むとその関係＆謎が明かされるのだ。結末を見ると「なるほどね」って納得できる物語になっているので、Ｈシーンだけでなく読み物としても満足できると思うよ。ノベル的な雰囲気のAVGが好きな人にオススメしたいな。

システムはとくに難しい分岐はなく、調教したいヒロイン名とＨの内容を選ぶだけでOK。誰でも気軽に遊べるシステムだが、ちょっとＨイベントの表示方法は好みが分かれるかも。例えば、エイプリルのエンディングを狙うとき、彼女だけを調教することはできない。ある程度Ｈを繰り返すとエイプリルの体力がなくなり、強制的に相方のトリエラの調教イベントに移行してしまうのだ。結果的に1巡目のプレイでトリエラのＨシーンの大半を見せられてしまうので、2巡目にトリエラ狙いでプレイするときに新規イベントが少なくて新鮮が失われているのだ。各キャラの個別エンドルートでは、メインターゲット以外のＨは出し惜しむ方がいいのではないだろうか？　まぁ、Ｈシーンの総量は変わらないので大きな不満ではないけど、繰り返しプレイのことを考えるとね。

Ｈシーンは鬼畜なハード路線の調教イベントがメインだが、ドレイクとヒロインが心を通わすＨもあるので純愛的な要素も含まれている。とはいえ、純愛イベントは物語の後半にしか語られないので、ジャンル的には鬼畜ゲームと言って問題ないと思うよ。輪姦、獣姦などのハード路線のＨが多いしね。とくに村人に犯され、ドロドロにされるヒロインの姿がグッときますな。プライドの高い女戦士、高貴な聖女を汚したって実感が味わえるのがツボだ。個人的にはファンタジーならではの触手責めなども楽しめたので、満足度は結構高かったッス。でも、ちょっと残念なのが精液の描写かな。白い液体がベタって張り付く感じで、液体ならではの質感がイマイチ表現しきれてない感じだ。なんかホットケーキを焼く前のドロドロの液状っぽい感じ…。蝋燭の跡もベッタリ感が強くて、なんとなく違和感があった。もうちょっと細部の描写に一工夫してくれたら、臨場感がアップすると思うんだけどね。とまぁ、小さなところに不満はあるけど、トータルでは手堅くまとまった作品だと思うよ!

   使い方

攻略

戦闘中や物語の随所にゲームオーバーはあるが、バッドエンドCGはないので個別エンドなどを狙っていけばOK。中出し・外出しなどの細かい差分回収の要素がないので、わりと簡単にクリアできるんじゃないかな？　各キャラの結末を見ると追加シナリオも遊べるよ。

（by イ・ヤン提督）