Mirage〜淫宴の触手病棟〜 Another Story Of D'ERLANGER
Distortion | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
2000円+税(ダウンロード版) 2500円+税(パッケージ版) | 1Play1時間30分 | 属性:触手、ホラー |
難易度:1 | 2006/5/26発売 | オススメ:☆☆ |
現実のような悪夢の世界での出来事
以前から原因不明の体調不良に悩む主人公の檜山由。少々気分が悪い程度ならいいのだが、激しい目眩や気を失うこともしばしば。ある日症状が酷かったために聖朋病院に入院することになるが、ここから悪夢の毎日が始まる。寝苦しさから目を覚ますと窓の外は真っ赤な空。人を捜すために病室を出るも全く人の気配がない。その代わり首のない人型の化け物に襲われてしまう。そこで運良く5人の男たちに助けられた由は、彼らからこの世界のことを聞く。現実世界で眠るとこの世界に来てしまうこと、昼には全くこのときの記憶がないこと、そして一度ここに来てしまうと死ぬまで毎晩来てしまうこと。ここでの死が現実の死に繋がるかどうかは不明だが、謎の化け物に食べられるというのは気分の良いものではない。一人この世界で生きていくのは困難なため男たちに保護を求めてみるが、彼らは当然のように由の体を要求してくる。化け物に怯え男たちの行為にも怯える毎日を過ごすうちに、新た仲間となる女性が迷い込んできた。しかし、その女性がきっかけで徐々に物事が悪い方向へ進んでいくことに。
©Distortion
こちらのブランドデビュー作である『D'ERLANGER』の外伝となるのが本作。前作の登場人物でもあった由を主人公として、彼女が初めて悪夢の世界に迷い込んだ時のことを描いている。そのために世界に関する謎だとかの類は置いておいて、どう過ごしていたのかというところを見ていく感じ。選択肢もなくただダークな世界を鑑賞していくことになる。
内容は化け物の触手凌辱に始まり、保護してくれる男たちへのご奉仕など、エッチシーンは全てムービーで展開。3Dものはキャラモデルが好みかどうかで判断が別れるが、正直由はあんまり好みじゃないかなぁ。3人いるヒロインのうち、紗英は結構好みの感じだったかな。でも途中でニーソが消えるのは、ニーソ好きとしてはちょっと不満。ともあれ、ホラー調でなかなか良い感じの世界観なので、雰囲気が気に入ったら本編である前作にも興味が湧いてくるはず。舞台が病院ってだけでも不気味さはかなりあると思う。まぁ、個人的にはコンシューマの某ホラーゲームっぽいなぁとか思った。穴があったら飛び込むような主人公じゃないけど。
基本的には見ているだけなので、気になった点はやっぱりムービーの内容かな。この手のもの全般に言えることなんだけど、触手がちょっと触手らしくないかなという感じ。個人的には触手ってのは、もっと力強く強引に女体を征服していくってのを求めてる。その嗜好からしたら触手が単純な運動を繰り返してるだけに見えたので、これが不満点と言えるかなと。キャラモデルもあと少しだけ可愛らしさと色っぽさがあったら良かったかな。まだまだ3Dキャラって冷たい感じがするので、もうちょっと温かみのある表現にならないかなぁ……と思ったり。ともあれ、作品単体としてみたら低価格でそこそこあるエッチシーンに興味深いストーリー展開。お得とまで言わないまでも、前作が気に入った人ならば損はしない感じではあるかな。
(by Norn)