もえママ！

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萌え萌えなチビッ子ママが起こす騒動！

高橋雅哉は至って普通の学生。幼い頃に母を亡くし、父は海外赴任ばかりでほとんど一人暮らし状態だけど、慣れてしまえばそれも気楽なもの。そんなある日、家に帰ると待っていたのは裸エプロンのチビッ子、涼原麻美衣。しかも麻美衣は雅哉のママになったと言い出した。その上、麻美衣は隣に住んでいる幼なじみの亜弥衣の姉であることが判明。にわかに騒々しくなった雅哉の毎日はどうなってしまうのか!?

Tarteブランドの低価格シリーズの第1弾。Tarteはこれまでほのぼのとした雰囲気のゲームをリリースしてきたブランド。そういうほのぼの路線のシナリオっていうのは、ある程度のボリュームがないと表現しにくいと思うので、Tarteがどういうものを持ってくるのか興味のあるところ。

©Tarte

ゲームのヒロインは麻美衣と亜弥衣の2人。低価格ソフトではボリュームを無制限に増やすわけにもいかないので、キャラの数を絞るのは正解だろうね。麻美衣の方は義母といっても限りなく炉なキャラなので、人妻モノのお色気とかを期待するとがっかりしてしまうかも。ただ、いきなり裸エプロンで登場したりお目覚めフェラをしてきたりと、Ｈに関しては十分すぎるほど。亜弥衣は素直になれないツンデレと、ある意味典型的な幼なじみキャラ。ゲームシステム的にはごくオーソドックスなコマンド選択型AVGなので、この2人を好きになれるかどうかでゲームの評価は決まってしまうと言っていいだろう。実際にプレイしていると麻美衣の方は頭の弱い子みたいに見えてしまって、自分的にはあまり好きになれなかったかな。だけどそれを補って余りあるのが亜弥衣のかわいさ。主人公と麻美衣の関係に焼きもきたりと、なかなかいい雰囲気を出している。個人的には亜弥衣がいるだけでも、このゲームをプレイした価値があったかな。

そしてなんといっても、このゲームのポイントはそのボリューム。プレイ時間は人によって変わってくるだろうけど、初回プレイで4〜5時間程度はかかった。もちろん、メッセージスピードを遅くしたり、必要のないエフェクトを入れまくったりという小細工は一切なし。純粋にシナリオのボリュームだ。低価格ソフトでは1プレイ1〜2時間程度で終わってしまうものが多いので、これだけしっかりとしたシナリオを展開してくれたのはうれしい誤算。プレイ時間の長さに合わせて、CG枚数も差分抜きで48枚とかなりの大ボリューム。この枚数はCGモードのサムネイル数でカウントしたもの。実際はコスチュームが違うだけというものもあるので、実質的な枚数はもうちょっと少なくなるけど、それでもこの価格でこの枚数はお見事。

最近いろいろなメーカーから低価格ソフトが発売されているけど、中には「値段が安いんだからこの程度でいいだろ？」みたいなメーカーの本音が透けて見えるような手抜き作品があるのも事実。そんな中で低価格であることに甘えない作り込みは好感度大。萌え系の低価格ソフトは意外と少ないことあるので、キャラが気いったなら是非プレイしてほしいゲームだね。

   使い方

攻略

攻略は基本的に目的のキャラを追いかけるものを選んでいけばOK。ただし、同じ選択肢を選んでも、好感度によってイベントの内容が変化してしまうこともあるので気をつけよう。また、コスプレイベントは選択直後ではなく、しばらくゲームを進めてからイベントが発生するので、この部分にも注意が必要。

（by Suno）