催眠彼女

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憧れの女のコを催眠状態にして調教しちゃえ！

主人公が憧れている美樹里絵利理は、チアリーディング部のサブリーダーとして活躍し学園でも注目のマト。活発なだけでなく、クラスの委員長を務めているマジメなタイプで、ツンツンしたところに主人公はベタ惚れだった。しかし、残念ながら絵利理にはサッカー部のエースというイケメン彼氏がいた…。容姿も学力もサッパリの主人公は、絵利理を諦めるしかなかった。しかし、そんなある日のこと、偶然出会った謎の女性から、「蠱惑の燐寸」を手渡されることに。この燐寸（マッチ）を相手の前でこすると、意のままに操れるらしいのだ。使えるマッチは6本。はたして、マッチを使い切る前に絵利理を彼氏から奪い取れるだろうか？

©Lilith

このゲームは、低価格ソフト作りに定評のあるリリスの作品。まずは気になるCGのボリュームだけど、CG差分なしで40枚、回想20シーンという構成だ。リリス過去最大枚数の記録は更新していないけど、他メーカーと比べれば多めのボリュームで満足度は高め。エンディング数も6個で、低価格ソフトとしては多めの結末を用意してると言えるっしょ。攻略表を見てもらえば分かると思うけど、コマンド数の多さにも注目して欲しい。ゲーム性が加味されていて、遊びごたえの演出もバッチリだ。CG枚数は従来の低価格ソフトと同程度だが、ゲーム性が高まったおかげでミドルプライスのゲームに肉薄する印象を個人的には受けたッス。価格に対するコストパフォーマンスは抜群ですな！

さて、Ｈシーンの内容は、主人公を「絵利理の彼氏」だと思い込ませ、さまざまなＨを強要していく展開がメインとなる。こういう催眠＆寝取りの設定は大好きなので個人的には満足度は高かったのだが、少し残念なところがある。それは催眠状態の演出。拙者が好きなのは催眠状態に陥ったときに、女のコの目が光を失い、トロ〜ンってなった感じの虚脱感。多少セリフがぎこちない感じがベストだ。しかし、このゲームはそういう演出ではない。暗示に掛かった絵利理が積極的に「ダーリンもっとＨしてぇ」ってせがんでくるので、脱力感というか催眠状態ならではのアンニュイな感じは味わえない。ここら辺は個人の趣味が出る部分だけど、催眠フェチの人はわりとこだわる部分なんじゃないかな？

しかし、目のトロン演出はないけど、特定エンドを迎えると「魔念器」というアイテムが入手でき、絵利理の心理描写が覗ける演出がある。最初は主人公視点のテキストしか表示されないが、この魔念器をONにすることで絵利理の心理状態が語られるのだ。物語がキュッと締まる感じがするので、この演出は成功してると思う。低価格ソフトでありながら、複数回遊ばせることを前提とした作りに好感が持てるね。すべての結末を見ると、おまけシナリオも出現するし。総論としては、催眠状態の演出が好き嫌い分かれるかもしれないけど、ゲームの構成自体は丁寧でシッカリ作り込まれているのでオススメ度は高い。妊娠エンドがなかったのは少し残念だが、バランスの良いゲームなので是非お試しアレ。

   使い方

攻略

攻略で少し難しいのが、絵利理の家族同時調教かな？　マッチを使った本数と、絵利理の家に行くタイミングがミソ。あと、序盤どこで処女を奪うかでCG差分が分岐するので注意して欲しい。中途半端なところでセーブすると、CGは埋まるが回想が埋まらない原因となる。また、魔念器が追加されるとゲーム最初の部分にコマンドが追加されるので、最初からプレイしないと絵利理の内面は覗けないぞ。

（by イ・ヤン提督）