ひとりじめ！〜ママも姉妹もお隣さんも〜

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姉や母を巻き込んでハーレム生活

主人公、修吾は幼い頃に父を亡くして、母の晴枝、姉の夏樹とふゆの4人暮らし。ある日、隣に住む幼なじみの晶が修吾に告白。この告白をきっかけに修吾の生活は一変。晶だけでなく母や姉からも迫られ、まさにハーレム生活！　夢のような生活の果てに待っているものは？

プレイしての最初の感想は、実にZEROらしいシンプルな物語ということ。選択肢は分かりやすいものばかりで、ゲームはサクサク進むし、どんなルートに進んでもエロまたエロ。誰か1人と関係を深めていくというものではなくて、必ず全員とＨをすることになるわけで（音子を除く）、まさにタイトルに偽りなし。一般的にハーレムルートっていうと、全キャラ攻略したあとのご褒美という意味合いのものが多いけど、このゲームに関してはハーレムエンドが一番収まりがいい感じだね。まあ、ストーリー的にはご都合主義というか、無茶な展開が多いけど、それもZEROの味ということで。ハーレムといっても修羅場的な展開は全くなくて、明るく脳天気なハーレムものという雰囲気だ。さらに、各キャラごとにエンディングも用意されているので、お気に入りのキャラがいるという人も安心。面白かったのが、普通のゲームではキャラ別ルートからハーレムルートへと分岐するのに対して、このゲームではハーレムルートからキャラ別ルートへと分岐するということ。普通のゲームとは展開が全く逆。こういう展開はちょっと新鮮だった。

©ZERO

残念だったのは、キャラ別ルートに進んだあと、あっさりとゲームが終わってしまうこと。キャラ別ルートに進んだ場合、1回Ｈシーンがあってエンディングになってしまう。もう少しＨシーンを増やして、恋人同士になった2人の関係を描いてくれたらもっと楽しめたと思うんだけどなぁ。それと、音子の存在理由が不明。ゲームのコンセプト的にママでもなければ姉でもなく、お隣さんでもない音子は存在理由がないような気がする。音子を削って、その分、メインキャラのイベントを増やしてほしかった。CGやＨシーンの内容については特に不満のない出来だっただけに、音子の存在が蛇足に感じられてしまった。

あと、このゲームに限ったことではなく、システムにREALLIVEを使っているすべてのゲームに言えることだけど、そろそろシステムが古臭くなってきているのでは？　もちろん、ゲームとして必要なものは一通り装備しているし、かつてはすばらしいシステムだったわけだけど、右クリックでメッセージウインドウを消せなかったり、セーブデータにコメントつけられなかったり、メッセージスキップも細かい設定ができないなど、かゆいところに手が届かないという感じだ。もちろん、熟成されたシステムだけに軽快さ、安定性という面では文句の付け所のないものではあるんだけど、そろそろ新しいシステムに変更してもいいんじゃないかなぁ…。ともあれ、ハーレムメインのヌキゲーとしてはツボを押さえた佳作。お手軽にプレイできるゲームが好きという人にはオススメだね。ところで、メーカーホームページでは晴枝は義母、夏樹とふゆは義姉となっているんだけど、ゲーム中ではそんな設定は出てこなかったような気が…。まあ、義理であってもなくてもゲームの内容に大きな影響はないから、どちらでもいいといえばいいんだけど…。

   使い方

攻略

どの選択肢を選んでも、ハーレムルートに入ることになる。5Pのあとに、「やめなくては」を選ぶと個別ルートに入ることになる。更にそのあとに「………」を選択すると音子ルートだ。選択肢が2つ併記してあるところは、どちらを選んでもエンディングなどには影響しないけど、CG差分を回収するために両方を選択しておくこと。

（by Suno）