汚れた制服白書 Vol.1〜姉妹、剥かれる〜
メルティ工房 | Windows98SE/Me/2000/XP | 800x600 |
2200円(税込み) | 1Play1時間 | 属性:痴漢、陵辱 |
難易度:1 | 2006/5/16発売 | オススメ:☆☆ |
痴漢に狙われた姉妹の運命は?
名門学園の教師を務める麻也子と、その妹の女子校生、麻紀は些細なことで口論となり、別々の電車で学園に向かうことになった。そんな2人を襲う痴漢。通勤ラッシュの電車という衆人環視の中で、陵辱の限りを尽くされる姉妹の運命は!?
©メルティ工房
ゲームはCGの上にテキストが表示されるという、オーソドックスなビジュアルノベル。テキストが縦書きになっているのが特徴といえば特徴。プレイ時間が短いと言うこともあるけど、セーブやメッセージスキップなど、必要と思われるものは一通り装備しているので、ストレス無くゲームをプレイすることができる。あえて言えば、クイックセーブがほしいくらいかな。通常のセーブはいつでもできるので、これも必須ではないけどね。
物語の方は別々の電車に乗った姉妹がそれぞれ痴漢に遭い、乗客たちの見ている前で陵辱されるという展開。物語の終盤でそれぞれの物語は1つに収束するので、姉妹といえば姉妹丼だろ、という人のニーズにもしっかりと応えている。そして、このゲームはヒロインである麻紀と麻也子の視点で描かれているんだけど、このヒロイン視点がなかなかエロい。痴漢の愛撫によって、感じたくないのに感じさせられていくところなんかは、良くできているね。終盤の姉妹丼のところなども、お互いの視線を意識しあっていたりして、絶望感を良く表現していると思う。CGも肉感的な感じで、ゲームの内容に良くあっているんじゃないかな。個人的には麻也子の鼻提灯がお気に入りだったり。
陵辱モノとしてのエロさはなかなかのレベルの本作だけど、致命的なのはボリュームのなさ。このゲーム、選択肢はあるけど、物語は1本道。どの選択肢を選んでもエンディングは一緒。CGモードを見ると、サムネイルのスペースに空きがあるから、複数のエンディングがあるのかと思って選択肢の組み合わせを全パターン試してみたけど、完全に無駄な努力だった。1本道であってもストーリーにそれなりのボリュームがあればいいんだけど、このゲームは1プレイ1時間程度で終わってしまうので、さすがに物足りない。そのエンディングにしても、姉妹がどうなってしまったのかハッキリ描かれずに終わってしまうので、よけいに物足りなく感じてしまった。そもそもエンディングで麻也子が出てこないんだけど、麻也子はどうなってしまったの? CGもクオリティは文句なしだけど、枚数が差分抜きで15枚とかなり物足りない枚数。税込み2200円というのは確かに安いけど、このボリュームを見てしまうと、むしろ割高に感じてしまう。ほかのブランドでは同程度の価格帯でさらに多くのCG、マルチエンドを採用したゲームもあるわけだからね。デビューしたばかりのブランドの作品なので、あまり多くを望むのは酷かもしれないけど、次はプレイヤーをあっと言わせるようなゲームを出してほしい。
ところでこのゲームにはタイトルにVol.1と入っているんだけど、もしかして続編が企画されていたりするのかな? もし続編があるのなら、その出来次第で評価は大きく変わる可能性もある。できれば続編でこの姉妹がどうなってしまったのか、しっかりと描いてほしいところだ。
(by Suno)