思春期
RUNE | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8800+税 | 1Play7時間 | 属性:妹 |
5 | Keyディスク不要 | オススメ:☆☆☆☆ |
4人の妹との同居生活
両親と妹のすずめの4人で暮らしていた主人公。ごく平凡な毎日を送っていた主人公だったが、同じクラスに雪来とみあの2人が転校してきたことから、その生活は一変。なんと、2人が主人公の家の養女になり、主人公の妹になってしまったのだ。しかも、隣に住んでいた幼なじみの智恵理までが妹になってしまって、妹がなんと4人に! 思春期真っ盛りな女のコとの生活の行方は?
物語は前半の共通ルートはラブコメ風。突然4人の妹ができてしまった主人公が右往左往するという展開。そして、後半は恋人となった女のコとの間に問題が発生して、その問題を解決していくという展開になる。この物語の流れは全キャラ共通。だけど、後半でどんな問題が起きるかはキャラによってまったく違うので、途中で飽きてしまうということはなかった。共通ルートも長すぎず短すぎずでちょうどいい感じなので、繰り返しのプレイも苦にならないんじゃないかな。物語の途中で張られていた伏線も、エンディングまでにしっかりと回収されているので、最後まで楽しむことができたね。あるキャラのシナリオで張られていた伏線が、別のキャラのシナリオで回収されていることがあるのも、繰り返しのプレイを楽しくさせてくれる。
個人的にツボだったのが、主人公の父親。いつも余計なことを言って、主人公の母親に折檻されているスチャラカ親父なんだけど、締めるべきところはしっかりと格好良く締めてくれる。こういうサブキャラがしっかりと描かれている作品は、個人的にはかなり好み。
©RUNE
いい意味で意外だったのは、純愛ゲームの割にはHシーンが多かったこと。キャラによって差はあるけど、5〜6シーン用意されているしCGの使い回しもほとんど無いので、この点は◎。ただし、絵柄的に炉属性が全くない人にはツライかもしれない。それでも、過去の作品に比べると、若干、炉濃度が低くなったようにも感じるので、炉属性の低い人にも受け入れられやすくなっていると思うんだけど…。
エンディングもキレイにスッキリとまとまっているので、純愛ゲームが好きなプレイヤーなら楽しめるんじゃないかと。雰囲気的にはRUNEの『初恋』に近い。ただし、『思春期』はファンタジー的な展開はまったくないので、その手の展開を期待していると肩すかしを喰ってしまうかも。まあ、突然妹が増えてしまうという時点でファンタジーといえなくもないけど。とりあえず、過去のRUNE作品が好きだった人、原画家の野々原幹氏の絵が好きな人なら文句なしに買いでしょう。シナリオ的に誰か1人に比重が偏るということもないので、オフィシャルホームページを見て、気になるキャラがいたらプレイして損なし。
(by Suno)