爆裂乙女SEXYマリィ
Marry Bell | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:2500円(税別) ダウンロード版:2100円(税込) | 1Play5時間 | 属性:変身ヒロイン |
難易度:3 | パッケージ版:2005/8/26発売 ダウンロード版:2007/2/14発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
変身ヒロインの低価格ソフト
主人公の住んでいる学園都市では、女子学生の謎の失踪事件が相次いでいた。そんな中、主人公の幼なじみのまりあがイカの化け物に襲われる。化け物に立ち向かう主人公だったが、力の差は歴然。会えなく返り討ちに……。そこに駆けつけてきたのが、保健医の茜だった。化け物の正体は淫魔で、茜は淫魔と戦う組織のメンバーだったのだ。しかも、淫魔の精を受けたことで力を得たまりあも、淫魔と戦うことに。
ゲーム自体は変身ヒロインモノになるけど、物語は熱血とかシリアスとはかけ離れた、主人公と敵がコントを繰り広げたりするバカゲー路線。シリアスなストーリーを期待すると、ちょっと肩すかしを食ってしまいそうだけど、ノリのいいストーリーなので、エンディングまで一気にプレイできた。少し気になったのが、時事ネタや2ちゃんねるネタが結構多いこと。個人的にはツボにはまったネタもあったのでOKなんだけど、時事ネタは風化が早いし、2ちゃんねるネタは好き嫌いが分かれそう。基本的なストーリーはいいのだから、こういうネタはなくても良かったんじゃないかなぁ?
©Marry Bell
意外だったのは、ヒロインの対決シーンが少なかったこと。対決シーンはターン制RPGの戦闘場面のような作りになっているので、対決シーンの数を増やすとゲームのテンポが悪くなってしまうだろうから、これでちょうど良かったのかもしれないけどね。ただ、ヒロインが戦闘に負けて触手に襲われるシーンはもっと見たかったかな。まあ、Hシーンそのものは多い(というよりイベントのほとんどがHシーン)ので、H目的でも不満はナシ。なお、戦闘はランダム要素が大きいけど、1度クリアするとヒロインと敵のパラメータをある程度調節できるようになるので、戦闘が難しくてクリアできないということはないはずだ。
そして、忘れてはいけないのがこの作品が2500円(ダウンロード版は2000円)の低価格ソフトであるということ。低価格ソフトというと「値段が安いんだから、この程度の内容でいいだろう」的ないい加減な作品もあるけど、この作品は価格に甘えることなくしっかりと作られている。さすがにCGの枚数は差分抜きで26枚と少な目になっているけど、カットインや変身シーンのアニメーションなどの演出が入るので、それほどボリューム不足という感じは受けなかった。はっきり言って、8800円のソフトでもこれ以下の内容の作品が少なからず存在するわけで、この価格でここまで作ったのはお見事といっていいんじゃないかな。
とりあえず全体的には、購入手段も含めてお手軽にプレイできて、価格以上の満足度のある作品という感じ。続編を作りやすそうなエンディングだったので、パート2が作られることにも期待。
(by Suno)