ぱすちゃC++
アリスソフト | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
4800円+税 | 1Play30分 | 属性:ぱすチャC |
難易度:10 | Keyディスク不要 | オススメ:☆☆☆☆ |
『ぱすてるチャイムContinue』のファンディスク
アリスソフトのRPG、『ぱすてるチャイムContinue』のファンディスク。収録されるのは、31本の外伝、サイドストーリーを集めたストーリーモード、RPGとクイズ組み合わせた『ぱすちゃQ++』、登場キャラのプロフィール、壁紙、デスクトップアクセサリの時計。ドラマCD、カレンダーも同梱される。メインとなるのはストーリーモードと『ぱすちゃQ++』の2つといっていいだろう。
最初はストーリーモードについて。ちょっと補足しておくと、ゲーム本編ではメインヒロインは当然だけど、サブキャラたちにも全員エンディングが用意されていた。ただし、エンディングといってもHはナシ、友達以上恋人未満という雰囲気で終わるものだった。このストーリーモードでは4人のメインヒロインやサブキャラたちとのその後を描いたものとなっている。その内容はというと…、これですよ、これ。これが見たかったんですよ! なにが良かったかって、本編では見ることのできなかったサブキャラとのラブラブっぷりが良い。『ぱすてるチャイムContinue』ってサブキャラがメインヒロインを食ってしまうくらい魅力的だったんだけど、そこはサブキャラの悲しさ。シナリオ的にはちょっと物足りなかった。そのもの足りない部分を見事に補完してくれた。ボリューム的にはキャラによって差があって、ぼたんは4本のシナリオが用意され、かなり優遇されているね。ナツミ、エリーゼ、沙耶は2本、シルビアは1本となっている。全員ぼたん並のボリュームがあれば最高だったんだけどなぁ。なにはともあれ、サブキャラのストーリーを見られただけでも、この作品を買った意味があったという感じだね。メインヒロインのアナザーストーリーはギャグっぽいものが多くなっているけど、ハッピーエンドはゲーム本編で見ているので問題なし。なお、ストーリーモードは選択肢はナシ。CGも新規描き下ろしとなっている。
©アリスソフト
『ぱすちゃQ++』の方は基本的なシステムは本編と同じRPG。アイテムやキャラの成長などはかなりシンプルになっているけど、ミニゲームなのだからこんなもんでしょう。問題はそんなことではなくクイズ部分。このゲームでは敵を攻撃するににも、カギを開けるのにもクイズに答える必要がある。クイズに答えられないと一方的に敵に攻撃されてゲームオーバー。そのクイズが難しい! かなりのアリスマニアじゃないと答えられないようなものや、マニアックな問題が多すぎ。おまけに時間制限もあって、じっくり考えることもできない。ここまでの難易度にする必要があったのかというとかなり疑問。スペックで難易度10としたのはこのためだ。もうちょっと気軽に楽しめるないようにしても良かったんじゃないかなぁ…。
『ぱすちゃQ++』がプレイするのが苦痛だったので、オススメ度は☆1つマイナスして☆4つ。だけど、ストーリーモードは『ぱすてるチャイムContinue』ファンなら満足できる内容。特にゲーム本編でサブキャラが好きだったという人ならプレイして損なし、というかプレイするべし! ただし、内容的に本編の後日談となっているものが多いこともあって、本編をプレイしていない人にとっては☆ゼロとなってしまうので気をつけよう。まあ、ゲーム本編も出来のいいRPGなので、この機会に両方を購入してプレイしてみるというのもアリかと。
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(by Suno)