なつ☆なつ
あんく | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
8800円+税 | 1Play6時間 | 属性:ラブコメ |
難易度:4 | Keyディスク必要 | オススメ:☆☆☆ |
田舎で浮世離れした一夏が始まる
夏になったもののエアコンのない家に住む主人公は、冷暖完備高給優遇の住み込みのアルバイトがあるという母親の話を信じて、幼いころに遊びに来たことのある田舎にやってきた。ところが、住むことになったのは、実家と同じくエアコンのない従姉の家。しかも、給料は全額前払いで母親の懐に…。母親にだまされたと気づいても後の祭り。仕方なく、世界的な大富豪の家で使用人として働き始めた主人公だったが!?
庭で迷子になってしまうような、巨大なお屋敷で働くことになった主人公を中心としたラブコメ作品。明るくライトなストーリーを楽しめる作品だ。エンディングもスッキリとした大団円で終わるので、最後まで楽しくプレイできた。序盤はラブコメ風でも途中からシリアスになってしまう、という作品も多いけど、この作品は最後まで明るい雰囲気で物語が進むので、暗い話はあんまり好きじゃないという人には最適だね。
©あんく
エンディングが用意され、攻略可能なキャラは良月こりす、国枝さくら、エリザベート・セス、森永美紅の4人。メーカーオフィシャルサイトの紹介を見ると、こりすの妹の琴里やチビメイドのコンスタンスも攻略可能に見えてしまうけど、この2人は攻略不可能。この2人が気に入ったという人は要注意(琴里はHイベントはアリ)。そして、ストーリーはキャラによって差が大きいなという印象。こりすやさくら、美紅はいろいろな事件を通して主人公と仲良くなっていく過程が描かれているんだけど、エリザベートは単なる勢いでHしちゃっただけという感じ。キャラ的には、破壊の神様のごとくドジを繰り返すエリザベートは結構好きなんだけど、恋愛の過程が描かれていないので、今ひとつ萌えられないんだよね。エリザベートはおいしいキャラなだけに、もったいなかったかも。
プレイしていて気になったのがシステム部分。ゲームシステムはコマンド選択型AVGで、それ自体は問題なし。メッセージスキップなど、最低限必要と思われるものは装備しているので不満は感じないでしょう。問題はプログラム的な部分。テキストの既読判定がおかしかったり、テキストとまったく違う音声が再生されてしまったりすることがあった。さらに問題だったのが、メモリーの使い方。プレイしているとメモリーをすべて食い尽くしてしまい、異常にシステムが重くなってしまうという事態が頻繁に発生。プレイしたPCはメモリーを1G積んでいるので、特別多くはないけど決して少なくはないはずなんだけどね。これってウチの環境だけなのかなぁ?
システムに問題アリってことで、オススメ度はちょっと辛めの☆3つになってしまったけど、修正差分なりで改善されれば☆4つという感じかな。特に明るくノリのいいラブコメが好きならば、かなり楽しめる作品でしょう。メイド服でのイベントも、Hシーンを含めて複数用意されているので、メイドフェチも楽しめそう。
(by Suno)