くすり指の教科書
アクティブ | Windows95/98 | 640x480 |
8800円+税 | 1Play約2時間 | 属性:幼なじみ、クラスメイト |
難易度:2 | Keyディスク不要 | オススメ:☆☆☆(純愛系) |
クラスメイトとの甘い恋
©アクティブ
主人公が通っているのは、ある単位制の学園。卒業用件の単位を取得した彼は秋頃には自由登校になり、暇をもてあましている状態だった。卒業後の進路もはっきりしないまま、ぼんやりと時を過ごしているうちに彼は“彼女でも欲しいな”と漠然と思った。そんな彼に様ざまな理由で急接近する4人のクラスメイトの女のコ。彼女たちと、どんな恋の物語を紡ぐことになるのか……。
選択肢を選んで物語を進めていく、オーソドックスなタイプのAVG。発表されたもの1996年と一昔前だけに、ボイスもなく、雰囲気も古めな感じで、表面的には今プレイすると物足りない感じがする。しかし、この作品独特のこだわりが、逆に時代を経てさらに輝きを増している部分もある。
まず、今はちょっと珍しくなった全員クラスメイトというキャラ配置。気の強い幼なじみのともみ、優しく家庭的な萌、ちょっと遊んでる感じで実は純情という有美、影のある関西弁娘の千里と、常軌を逸した設定はなく、しかもみんなクラスメイトなので、同じ目線の女のコと恋愛をしている安心感がある。
完全純愛志向のゲームなので、展開は常に甘あま。ストーリーよりも会話そのものに重点を置いたシナリオが特徴だ。女のコが主人公に告白しそうでできないとか、お互いに好き合っているのにケンカしてしまうとか、そういうやきもきする恋のワンシーンがたくさんちりばめてあって、しかも1つずつ丁寧に描写してある。ラブコメのドキドキ感が好きな人ならツボにはまるはず。
Hシーンはどうかというと、プレイ次第では最速10分ぐらいで突入できるが、全体的には少なめかな…っと思ったら、おまけシナリオに全体の約半分入ってた。(しかもそっちのほうがエロい感じ)。クライマックスのHシーンは2画面分のCGがスクロールする大胆な見せ方。グラフィック性能の低い時代の苦肉の策だったようだけど、今、改めて画面を流れるHCGをながめていると、乳首だけロックオンしている自分の中のフェチに気がついたりして、新鮮な感じ。さりげなく親子丼や寝取られシーンも入っているのもよかった。また、四畳半の畳の上でのHシーンは純愛ゲームで見たのは、いまのところこの作品のみ。哀愁があってよい感じだ。
(by ぷらっぴ)