お保母ごと〜ひみつのおゆうぎ、ママにはないしょ〜
g-clef | Windows98/Me/2000/XP | 640x480 |
5800円+税 | 1Play6時間 | 属性:保母さん |
難易度:6 | Keyディスク不要 | オススメ:☆☆☆ |
2人の保母さんとHなお遊戯
こばと園は街はずれにある小さな保育園。園長先生も含めて4人のスタッフだけで切り盛りしていたこばと園だったが、園長先生が倒れてしまい大ピンチ。そんな時、園長先生の孫の主人公に1通の手紙が届いた。その手紙は主人公が以前にこばと園で働いていたときに懐いていた女のコからのもので、主人公に助けを求めるものだった。心配になった主人公がこばと園に帰った主人公は、保母さんたちの頼みもあって園長代理として働くことに…。
ゲームは2人の保母さんに対してその日の保育内容を指定し、どちらの保母さんと一緒に行動するかを選ぶことで進行。そして、保育内容に沿ったHを楽しめるようになっている。例えば、園児たちと一緒にお絵かきをしたら、その日のHはボディペイントという具合。中にはかなり無理のある設定のものもあるけど、まああまり気にならないでしょう。もともとノリで押し切ってしまうタイプのゲームだし、最後まで高いテンションのままなので違和感はナシ。というか、ノーマルなシチュエーションでのHはほとんどないので、明るく楽しいイメージプレイという感じ。
物語のメインとなるのは藍沢桃子と四万麻由美の2人の保母さん。いぢめてオーラ全開のオトボケ保母の桃子と元気でノリのいい麻由美というキャラ設定もよく活かされていて、桃子とのHでは主人公が桃子をいじめるというパターンが多く、麻由美とのHではノリノリでHを楽しむというパターンが多め。Hイベントだけでなく、通常の会話シーンもキャラの性格を活かした楽しいものが多いので、なかなか楽しめた。立ちキャラの表情がコロコロ変わるのも見ていて楽しい。
©g-clef
システム的にはビジュアルアーツ系のいつものシステムなので、目新しいものはないけど特に不満もナシ。安定していて軽快に動作してくれる。エンディングがあるのは桃子と麻由美、そして副園長の貴島涼子の3人。ただし、メインとなるのは桃子と麻由美の2人で、涼子はオマケという印象が強い。涼子は主人公の初恋の相手という設定があったりしてなかなか美味しいキャラなので、この扱いはちょっともったいなかったかも…。桃子と麻由美に関しては、一緒に行動していればエンディングを見ることができるので、難易度はかなり低めだが、涼子はエンディング条件に気がつくのにちょっと苦労するかも。この3人以外にも女のコは登場するけど、エンディングなどはなく、最終日にHが1回あるだけ。完全にH担当のサブキャラとなっている。
全体的にはお手軽系ゲームというイメージが強い本作だけど、イベントの回収はちょっと面倒で、最後はかなり作業的になってしまうのは残念なところ。とはいえ、5800円というプライスでゲームボリュームが結構あるのはうれしいところ。ちょっとヘンなシチュエーションのHを明るく楽しみたいという人にはオススメ。
(by Suno)