THE GOD OF DEATH
StudioMEBIUS | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:3500円(税込) | 1Play10時間 | 属性:鬼畜陵辱 |
難易度:8 | 2005/7/29発売 | オススメ:☆☆☆☆ |
処女の魂を奪い死神の力を取り戻せ!
©StudioMEBIUS
主人公は原因不明の体調不良に悩まされていた。そして、とうとう起きあがることも困難な状態に……。そんな主人公の前に現れたのが、主人公の僕と名乗るミズチという少女だった。ミズチの導きで自分の正体を思い出す主人公。主人公は死神の転生した姿だったのだ。そして、死神としての真の力を取り戻すためには、処女の魂が必要。魂を手に入れるため、通っていた学園を占拠するが!?
StudioMEBIUSというと『SNOW』などの純愛ゲームのイメージを持っている人も多いかもしれないけど、古くからのゲーマーにとっては、『悪夢』や『絶望』に代表される鬼畜ゲームのイメージの強いブランド。そんなStudioMEBIUSの久しぶりの鬼畜陵辱ゲーム。
物語は学園を占拠した主人公たちが、女のコを捕らえ、陵辱の限りを尽くすというもの。死神である主人公が魂を奪うためには、女のコが絶望して精神的に壊れていなければならないという設定なので、物語の展開は鬼畜一辺倒。Hシーンでも登場する女のコが全員処女ということもあって、悲鳴の連続。やっと女のコが感じ始めたと思ったら精神崩壊。いっそ清々しいほどの外道っぷり。和姦なんて一切ナシ。陵辱しているうちに愛情が芽生えて…なんていうヌルイ展開は一切ない。「純愛? 腑抜けたこと言ってんじゃねーよ」という鬼畜者には堪らない作品。ただ、あまりにも鬼畜路線が徹底しているので、陵辱シーンが苦手という人は引いてしまうかも……。余談ではあるけど、捕獲した女のコを鎖でつないでおくシーンは『悪夢』を思い出させるね。
Hシーンはゲームの内容が内容なので、量的には十分すぎるほど。というより、イベントはほとんどすべてHシーン。CGのクオリティも文句なし。ちょっと気になったのは、キャラが炉風味というか、幼い雰囲気のキャラが多いこと。このあたりは多分に好みの問題ではあるし、幼い雰囲気のキャラだからこそ陵辱シーンが引き立つということもあるわけで、単純には言えないけど、好き嫌いは分かれそう。先生くらいはもうちょっと大人っぽくても良かったかもね。
ゲームシステムはマップ移動型のAVG。特定の時間に特定の場所に移動するとイベントが発生して、女のコを捕獲できるシステムだ。オーソドックスではあるけど、意外と難易度は高め。ミズチからヒントはもらえるけど、かなりおおざっぱな内容なので、自力での攻略をめざすなら細かくメモを取っていく必要がありそう。ランダム要素はないので、根気よくプレイしていればいずれはトゥルーエンドを見ることはできるだろうけど、ゲームコンプリートは難しいかも。難易度とは関係ないけど、選択肢が出ているときにクイックセーブができないのはなぜ? 通常のセーブはできるので致命的ではないけど、ちょっと不便。このあたりは要改善。また、自分の環境(Pen4 3.2GHz)ではゲーム全体が重いというほどではないけど、ちょっとモッサリした感じ。マシンスペックに自信がないという人は気をつけた方がいいかも。
全体的な雰囲気としては、かつての鬼畜陵辱全開のStudioMEBIUSが帰ってきたという感じ。というわけで、『悪夢』や『絶望』が好きだったという人には文句なしにオススメ。鬼畜ゲームが好きという人なら、ぜひともプレイしてほしい作品の1つ。個人的には主人公の妹の舞のダークっぷりがツボ。それらしい伏線はあったけど、主人公を上回るほどの鬼畜っぷりには思わず拍手。
(by Suno)