鎖-クサリ-
Leaf/AQUAPULS | Windows98/Me/2000/XP | 800x600 |
パッケージ版:8800円(税別) ダウンロード版:3150円(税込) | 1Play4時間 | 属性:陵辱・サスペンス |
難易度:8 | 2005/9/22発売 | オススメ:☆☆☆☆☆ |
凶悪な犯人と船上で対決!
主人公の香月恭介は、夏休みを利用し友人たちと高速実験船「バシリスク」に乗船し、テスト航海に望んでいた。航行責任者は幼なじみの母親なので、ちょっとした修学旅行気分。和気あいあいとした楽しい船旅を満喫していたのだった…。ところがある日、漂流していた海洋調査船と遭遇し、乗船していた海洋学者・岸田洋一を救出したことで悲劇は始まる。岸田は密かにバシリクスの航行機器にダメージを与え船を孤立化させ、乗船している女のコを襲い始めたのだ! はたして主人公は、幼なじみやクラスメイトを岸田の魔の手から守ることができるのだろうか? そして、無事日本に戻れるのだろうか?
このゲームは、リーフ初の試みとなる陵辱をテーマとしたAVG。リーフといえばビジュアルノベルで名を挙げたメーカーなので、どんな味付けで陵辱AVGを仕上げるのか興味津々。で、結論から言うと「さすが!」と言える出来栄えだ。まず感心させられたのがテンポの良さ。ノベル系の作品の場合、人物に感情移入させるため日常会話などの描写も比較的力が入りがち。結果的に本題にたどり着くまでが間延びすることも多いが、本作は陵辱の惨劇が丁度良いタイミングで始まるのだ。そろそろHが見たいなぁ〜、って頃合いに岸田の陵辱がスタートするので、Hを見たい一心でメッセージを飛ばし読みすることもないと思うよ。
©Leaf/AQUAPULS
また、物語の分岐が良く考えられているのも高評価。各キャラにどう接するか、という一般的な選択肢に加え、行動結果に応じてアイテムをゲットできる選択肢があるのがミソ。前回プレイしたシナリオルートを進んでるように見えても、アイテムの有無で違った展開を見せることもあるので、先の展開が読めない「AVGらしいドキドキ感」が良く出ている。行動を一歩間違えると自分が殺されたり、女のコが岸田の犠牲になるといった、手に汗握るスリリングな展開を楽しめるね! プレイヤーの自由度がキープされてる印象なので、遊びごたえも充分だ。
ただ、自由度が高めなのは歓迎だが、結果的に分岐は手強いバランスになってるかもしれない。それなりにヤリ込んだのだが、1キャラだけ100%にならないキャラが…。分岐のフローチャートをヒントとして盛り込んでくれると有り難いが、そうすると難易度が一気に下がってしまうので微妙なところか? あと、評価が分かれるポイントとしては、寝取られ要素が強いこと。基本的に主人公は女のコのボディーガード的な役割で、陵辱するのは岸田がメイン。陵辱ゲーが好きな人は自分の手で女のコを汚したがる傾向があるので、自分の評価は☆5個だけど、「寝取られは好きじゃないな」って人は☆1個分ぐらいマイナスになるかもしれないね。とはいえ、しっかりしたシステム、よく練られたシナリオ、鬼畜度の高いHシーンという、土台がしっかりしてるゲームなので、多少の趣味の違いは置いておき、ぜひ遊んでもらいたい一本ですな。
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(by イ・ヤン提督)