バニラのOVA『透明人間 前編』『透明人間 後編』をリミックスして、オリジナルの結末を追加したアドベンチャーゲームが登場する。エロアニメ原作のゲームというのは久しぶりなのではないだろうか？　製品はWindows向けのゲーム『透明人間 THE GAME』がcyonから、DVDプレーヤー向けとなる『透明人間 DVDPG Edition』がBLACKRAINBOW DVDPG Divisionから発売される。どちらも内容は同じなので、PCでプレイしたい人は『透明人間 THE GAME』を、DVDプレーヤーでプレイしたければ『透明人間 DVDPG Edition』をチョイスすればよいだろう。PC向けの製品がパッケージ版・ダウンロード版共に7月25日に、DVDプレーヤー向けが8月28日に発売が予定されている。

元々『透明人間』がアニメーション作品であるため、ゲーム化された本作もアニメーションシーンを活用してストーリーが展開していくようだ。シーンの区切りではプレーヤーに選択を迫り、その行動選択次第でその後の展開が変化する。前編と後編の2作品のリミックスともなれば、40分以上のアニメーションがあることになる。そのためゲーム化にあたり、PC向けの『透明人間 THE GAME』ではアニメーション部分のスキップ機能がどうなるのか気になるところだが、倍速再生や既読部分をシーンまるごとスキップする機能が実装されるようなので、自由な時間をあまり取れない人も安心してほしい。

STORY

バイト先でいびられてイラついていた主人公・三重内人は、帰り道で怪しい老人とぶつかってしまう。老人が落とした薬瓶を拾ってみると、そこには「消姿錠」の文字があった。姿を消せる薬なのだろうかと思案する主人公の目の前でその老人が姿を消し、主人公は半信半疑ながら「消姿錠」を飲んで女子校生相手に悪戯を行なってみた。すると、本当に相手には自分の姿が見えていないことを確信できたのだった。これならば何をしてもバレないため、男のロマンをかきたてられて透明人間となり行動を開始する。主人公の向かう先は銭湯の女湯や秘密の花園ともいうべき女学園。はたして彼はどのようなことをしでかすのだろうか？

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(2008/6/18 Text by 天城螢）