アネカノ-お姉ちゃんとえっちであまーいヒミツの関係-

3人のお姉ちゃんとラブラブな毎日

©chococo

学園でも評判の美人姉妹を姉に持つ主人公・野山輪吾。姉に溺愛され、まさにハーレム状態だった輪吾だが、姉がオナニーをしているところを目撃してしまったことで、姉たちを女のコとして意識するようになっていく。さらに、オナニーを覗いていたことが姉にばれてしまい……。

chococoのブランドデビュー作ということで良いのかな？　まず、システム面を見ていくと、無難にまとまっているなという印象。それほど細かく設定を変更できる訳じゃないけど、実用上不満のないものになっているしね。ただ、起動時の設定でウインドウサイズを変更することができるのだけど、ウインドウサイズを変更すると画像がボヤけてしまうので、これはあまり実用的とはいえないかも。まあ、これは2Dのゲームでは仕方のないことだろうけどね。

©chococo

ゲーム内容はというと、ストーリーがないというのが第一印象。本作のヒロインは長女の野山椿、次女の野山桜、三女の野山楓の3人なのだけど、ゲームスタート時点で3人の好感度はマックス状態。それがオナニーを見てしまったり、お風呂に乱入されたりといったことをきっかけにＨになだれ込み、そのままエンディングへ……というのが基本的な物語の流れになっていて、これはどのルートでも変化はナシ。なんというか、低価格ソフトをそのままボリュームアップしたという感じだ。低価格ソフトであればボリュームが少ない分、一発ネタで押し切ることができるけど、フルプライスのゲームではややシナリオが平坦すぎたかな。ただ、無理なシリアス展開などに持ち込まず、ひたすらお姉ちゃんとのラブイチャを見せることに特化したというのは、これはこれでアリかなという気もする。

ストーリーがない分、Ｈシーンは充実している。キャラ紹介を兼ねたプロローグ部分が終わると、即Ｈシーンに突入し、あとはＨシーンの連続で最後まで行ってしまうので、ヌキゲーとしては優秀といってよいかと。Ｈのパターンは、誘い受けの主人公にお姉ちゃんが暴走というものがほとんど。それでも、Ｈシーンの中で3人の姉の差別化がしっかりとなされているのは良かったかな。弟を苛めたり苛められたりして喜んじゃう椿、ひたすら猫かわいがりの桜、Ｈの最中でもツンデレな楓といった具合に、Ｈシーンにもちゃんとキャラの個性が反映されているんだよね。クリア後にプレイ可能になるオマケシナリオではあるものの、三姉妹＋クラスメイトの浅海子鹿のハーレムイベントが用意されているのも良かったしね。ただ、初回特典として「お母さんもお姉ちゃんも友達もみ～んなまとめてハーレムパッチ」が公開予定となっているのだけど、これは最初からゲームに含めておいて欲しかったなぁ。初回版を差別化するためにはこういったものも必要なのかもしれないけど、ちょっと残念ではあるね。なお、CGは差分抜きで90枚、イベント数は60となっていて、フルプライスゲームとして納得のボリュームになっている。

ゲーム全体としては、悪くはないけど、好みが分かれそうな作品というところかな。ある程度の物語性を求める人にとっては全く面白くない作品になってしまうだろうし、逆にお姉ちゃんとイチャイチャできれば満足という人にとってはツボにはまる作品だろう。というわけで、ヌキゲーが好きで、なおかつお姉ちゃんが好きという人に限定して、オススメ度は☆4つとしたい。

攻略

   使い方

最初の選択肢でキャラ別にシナリオが分岐し、その後の選択肢で個別エンドとハーレムエンドが分岐するシステム。Ｈシーン中の選択肢はシナリオ分岐には影響しないが、差分CGがあるので、セーブ＆ロードで回収しておこう。個別エンドとハーレムエンドを見ると、タイトル画面にオマケシナリオのアイコンが3つ出現するので、これを選択すればゲームコンプリートだ。

（by Suno）

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