淫辱心療クラブ

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心療クラブという闇サークルの暗躍を描く

物語の舞台となる私立薊学園には、“心療クラブ”というサークルがある。思春期を迎えた悩み多き学生が集まり、悩みを聞いたり相談に乗ってもらう心療内科的な集まりだったが、今ではコンパサークルの隠れ蓑的な役割を持つようになり、実態のよくわからない怪しげなサークルに変貌していた。ヒロイン・早島つばきは、そんな事情を知らぬまま、心療クラブ主催の新入生歓迎会に参加してしまった。薬物の入ったドリンクを飲まされ、意識を失ったつばきは犯されてしまう……。弱みを握られたつばきは、心療クラブのメンバーの魔の手から逃れられるのだろうか？

©Liquid-Shine

このソフトは、LiquidとFlying Shineのコラボ作で、“ミライ”という単語がタイトルに入っていないが、Flying Shineの『ミライシリーズ』の最新作といっても差し支えないだろう。あの妖艶な三年生キャラ成羽菫が一年生として登場しているので、ミライシリーズから二年さかのぼった学園を描いているワケだ。三年生の菫と随分雰囲気が違ったので、最初同一人物だと思えなかったが、ラストまで読み進めると「なるほどね〜。こういう理由で変貌したんだぁ」と肯ける構成になっているので、ミライシリーズの知識がないと、今ひとつピンと来ないかもしれない。

ちなみに、拙者は某誌で本作を紹介したとき、参考にした資料をベースにザッピングシステムを採用していると記載したが、製品版にはザッピングを行うコマンドはなかった。自動的に視点が切り替わっていく多視点型のAVGで、自分の見たいキャラのエピソードを選べるタイプのザッピングAVGではない。個人的にはプレイヤーが任意に視点を切り替えるタイプの方がよかったなぁ。本作の仕様は、自動的にコロコロ視点が切り替わってしまうので、誰か特定の人物に感情移入しにくいのねん。ヒロインつばきが好意を寄せている男子・新見高嶺の視点に固定してくれれば、彼女が犯されるルートで寝取られ感を味わえたと思うけど、プレイヤーの分身となる人物がいないので、どのシーンを見ても感情移入しにくかったでごわす。多視点型のAVGが好きな人なら問題ないけど、プレイヤーキャラに感情移入しながら物語を読み進めたい人は、ちょっと取っ付きにくい作品かも。

Ｈシーンは白濁まみれの輪姦調教が盛りだくさんで、エロ指数はかなりお高い！　主人公視点だと女のコが泣き叫んで犯されるだけの輪姦シーンになりがちだが、本作は多視点型のAVGゆえ、凌辱される女のコの心理描写も丁寧に描かれているのがミソ。身体を弄ばれてるときの悲しみ・屈辱・絶望といった感情の描写は絶品で、乙女を蹂躙するのが大好きなドＳプレイヤーは大興奮すること間違いなし！　拙者的に一番ツボだったのは、学生に脅迫される教育実習生の百合ルートだね。かつての母校で後輩たちに嬲られ、生徒指導の老教師にも弄ばれ、まさに肉便器状態。爆乳女教師が崩壊寸前まで追い込まれる姿は一見の価値在り!!　さすがミライシリーズの流をくむ作品だ。個人的には感情移入しにくい部分がネックとなり平均的な★3個評価だったが、ミライシリーズが好きな人なら、もう1ランク上の評価でもいいかも。弱みを握られ逆らえない状態の女のコをオモチャにするシチュエーションが大好物な人に是非。

   使い方

攻略

眼鏡の有無を選ぶ部分を除外すると、重要な選択肢は3カ所。分岐ポイントが明確なので攻略は簡単だ。

（by イ・ヤン提督）