-碧ヶ淵（みどりがふち）-夜伽（よとぎ）の村のお嫁様

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三人のお嫁さん候補に夜這いし放題!?

©ネル

母が他界し、天涯孤独の身の上になってしまった主人公・三上辰雄の元に、喪服姿の美人姉妹が訪問してきた。彼女たちの説明によると、辰雄が幼少の頃に死んだと聞かされていた父は、彼女たちの故郷碧沢村に住んでおり、御来屋家の当主として村を収めていたらしい。しかし、その父が亡くなったため、主人公に御来屋家当主の座につくよう説得しにきたのだ。碧沢村には祖母が存命で、主人公の帰省を心待ちにしているらしい。唯一の肉親に会いたいという想いと、母が父親の存在を隠していた真相を知りたくなり、辰雄は碧沢村に戻る決意を固めるのだが、自体は思わぬ方向に……。故郷に戻るやいなや、当主の務めとして嫁選びの儀式に参加させられてしまったのだ！　お嫁さん候補は、純和風美少女の梓、金髪碧眼の少女アンリ、幼なじみのせり。はたして、主人公が選ぶ少女の名は？

このゲームは、2004年1月に発売されたフルプライスソフトを、3400円というお買い得価格で再販したDL版仕様だ。2008年には本作と『宵待姫』が入った『碧ヶ淵＆宵待姫ツインパック』 が6800円で販売されていたので、ちょうどその1本ぶんの価格になってるワケだ。ツインパックが出たとき、『碧ヶ淵』だけ欲しいなぁと思って買い控えた人には、今回のDL版は願ったり叶ったりだね！

さて、本作の内容を大ざっぱに説明すると、「嫁選び」が物語の軸となっており、気に入った女のコに夜這いを行い、Ｈの相性を確認し合いながら物語を進めていくことになる。三人のお嫁さん候補は、主人公に対しベタ惚れ状態なので、超ラブラブな夜這いを楽しめるのねん。健気に奉仕する梓、ちょっと高飛車なアンリ、純真無垢なせり。三者三様の甘え方を見せてくれるぞ〜。と説明すると、ハーレム感ムンムンな作品と思われがちだが、じつはハーレムゲーほどお気楽な展開ではない。主人公の実家・御来屋家は、ヒロインたちの本家筋であり、分家の彼女たちは実家の思惑も背負っている。「主人公のことが好きだからお嫁さんになりたい」という気持ちに加え、「実家のため、当主様の妻になりたい」という願いもある。純愛ゲーの恋とはひと味違う、ちょっと重い恋愛が描かれているのだ。時には女のコ同士で争う修羅場もあり、ハラハラさせられることも…。

©ネル

基本的には、嫁選びを軸に物語が進んでいくけど、「村に隠された忌まわしい秘密」も重要なテーマとなっている。御来屋家の当主としてどう振る舞うのか？　その行動いかんによっては、純愛展開の嫁選びストーリーから一転、壮絶な輪姦エピソードに突入する。イベントCGの比率は、純愛7：鬼畜3ぐらいだが、ラブラブ度が高めな展開から一気に鬼畜展開へと切り替わるので、そのインパクトは絶大！　凌辱展開を見せるために、純愛路線が描かれてるようにさえ感じるほど。寝取られ属性がない人は、ちょっとショックを受けてしまうかも……。村人たちに輪姦され、ドロドロになっちゃうヒロインの姿は衝撃的ッス。個人的には夜這いＨより、輪姦ルートの方が萌えたけどね。

というワケで、純愛、鬼畜、謎解き要素が絶妙な加減で混ざり合ってるストーリーは絶品！　がっつりストーリーを楽しみたい人にオススメしたいな。まぁ、Ｈシーンはロリ属性が強いので、好みは分かれるかもしれないけどね。あと、特定エンドをクリアすると、おまけシナリオが遊べるようになるのだが、これは見るタイミングに注意してほしい。というのも、このシナリオは本編の後日談とかではなく、本編のキャラ設定を覆した完全なお笑いストーリー。拙者はトゥルーエンドの感動の余韻に浸りながらプレイしてしまったため、世界観をぶち壊され不快感を感じちゃった。まぁ、感動の余韻が薄れてから見るか、お笑いストーリーと割り切って遊べば問題ないけどね。

   使い方

攻略

各キャラ個別エンドは、夜這いでその娘を指名し続ければ攻略は簡単。トゥルーエンドは、お堂を調査し、なお且つ夜這いを中止しするのがミソ。均等にＨするのが条件かと思うとハマってしまう危険大！

（by イ・ヤン提督）